情報処理学会 第87回全国大会

1ZC-05
授業態度分析のための計時精度を考慮したデータ収集システムの試作
○早瀬大輝,菊地真人,大囿忠親(名工大)
授業態度推定における微表情の利用可能性を高める技術が求められている.微表情とは,持続時間0.25~0.50秒の短い微弱な表情である.本研究では,講義における微表情分析のためのデータセット構築を目的とし,受講者の顔を録画し,授業動画のフレームとその時の受講者の顔の映像のフレームを高精度に対応付けることで,正確な時刻の記録を目標とした.まずは,対応付けした各フレーム間での時刻差を調べた.具体的には,PCの画面に表示されたタイマーを鏡に写し,鏡像をそのPCで撮影する.その後,画面上のタイマーが表す時刻と,撮影された鏡像中のタイマーが表す時刻との時間差を記録した.本稿では,実験結果について説明する.