1ZC-03
音響による歩容認証における床素材の認証精度への影響
○齋藤圭祐,寺澤卓也(東京工科大)
本研究では、迷惑訪問者の識別手段として足音を使用する方法を検討するにあたり床(または地面)の材質の違いが与える影響を調査した。映像などの視覚情報による歩容認証で個人を識別する場合、プライバシーやコストといった問題がある。音響情報である足音を利用した識別方法は、プライバシーに配慮しつつ、カメラやセンサーといったコストを削減して識別可能である。しかし、床素材により足音は影響を受けるため、識別精度の向上には複数の床素材での検証が必要である。そこで、複数の実験参加者による複数の種類の靴、複数の床素材での歩行音を収録し検証した結果を報告する。