情報処理学会 第87回全国大会

1ZB-08
LiDARの反射強度を用いた材質識別に関する検討
○新鷲侑亮,加藤 諒(京都橘大)
廃棄物の材質識別は,リサイクルや廃棄処理,環境保護の観点から重要な課題である.材質識別の方法として, 画像処理技術や赤外線技術が一般的に用いられている.しかし,従来の画像処理技術では,同色異材質の物体の識別精度が低い課題がある.そこで,本研究では,LiDARの反射強度を用いた材質識別の可能性を検討する.実験では,木材とガラス,アルミニウム,プラスチック,布,紙の6種類の材質を対象に反射強度の測定と分析を行った.その結果,材質ごとに異なるLiDARの反射強度の傾向を得られることがわかった.これにより,廃棄物処理分野でのLiDAR技術の有用性が示された.