情報処理学会 第87回全国大会

1ZB-05
Media Pipeを用いた開眼度分析による酔いの評価
○塚越駿大(静岡大),松田将典,朝田 圭,石鍋菜々子,梶原芳典(サッポロビール),山本泰生(静岡大),西村雅史(静岡大, 愛知産大)
飲酒時における酔い状態の評価は、一般に呼気アルコール濃度による測定が用いられているが、専用機器を必要とし日常的な飲酒管理には適用が難しい。本研究では、Media Pipeを用いた画像解析により開眼度を測定し、飲酒状態を評価する手法を提案する。被験者実験では90分間の測定を実施し、初期10分間のベースライン測定後、アルコールを自由摂取させた。さらに被験者による酔いの自己申告(官能評価)と第三者による観察評価を記録し、開眼度の変化との関連を分析した。実験結果から、開眼度の経時変化は被験者の申告する酔いの程度および他者による観察評価と一定の対応関係を示し、画像解析を用いた飲酒状態評価の可能性が示されたので報告する。