情報処理学会 第87回全国大会

1ZB-04
鮑陸上養殖場における害獣駆除ロボットの走行性能評価
○八幡和佳,鈴木彰真,佐藤永欣(岩手県大)
岩手県では陸上の養殖場で鮑を生産しているが,害獣・害鳥による被害が深刻である.鮑は,単価が他の海産物と比べて高価であるため,害獣・害鳥による被害の経済的損失が大きい.一方,養殖場の外縁で除草用自律走行ロボットをランダムウォークさせた場合,外縁での害獣の忌避効果が確認されている.そこで,鮑養殖場内でもロボットを自律走行させ,害獣駆除を行う.養殖場には障害物・段差・水路が存在し,走行可能な通路が狭い.そこで,鮑養殖場内を自律走行できる害獣駆除ロボットを開発し,その走行性能の評価及び実用性の確認をした.