情報処理学会 第87回全国大会

1ZA-06
光ファイバ網監視システムによる障害検知性能の評価
○清水健吾,山口 潤,鈴木秀和(名城大)
我が国の光ファイバ網普及率は99%以上に達しており,必要不可欠なインフラとなっている.高品質なサービス提供には,迅速な障害検知と復旧が求められるが,既存手法では迅速かつ安価に障害を検知することが難しいという課題がある.筆者らは,街中に敷設されている光回線の分岐点に設置される光クロージャ内にIoTデバイスを組み込むことにより,光ケーブルに流れる信号強度から障害箇所を把握できる光ファイバ網監視システムを提案している.本稿では,開発した光ファイバ網監視システムの障害検知性能を明らかにするために,光信号の強度を変化させ,正常範囲を逸脱してから管理者が異常を認知するまでの検知時間について評価する.