情報処理学会 第87回全国大会

1Y-04
生体情報を用いた緊張感と集中力の予測に基づく運転支援機能の提案と評価
○長谷川舜,小泉遼太,中島 毅(芝浦工大)
自動車事故件数を低減させるために,ドライバの心的状態を推定し支援に反映させる研究がある.しかしドライバに対して注意喚起を行うためには数秒の猶予が必要なため,ドライバが精神的な負荷がかかる交通状況に直面する前に心的状態を予測し,最適な支援を行う必要がある.本稿ではドライバの認知と判断に大きく影響する緊張感と集中力に着目し,生体情報から緊張感と集中力を分類することで,分類ごとに適した運転支援として音声での情報提供を行うシステムを提案し,機能の実装と実験による評価を行った.