情報処理学会 第87回全国大会

1Y-03
運転支援のための生体情報に基づく心的状態の推定方法の提案
○小泉遼太,長谷川舜,中島 毅(芝浦工大)
国内で発生する事故の約7割は安全運転義務違反によるものであり、これらの事故はドライバの認知、判断能力が運転中に不足していることに起因している。従来研究としてドライバの眠気推定手法の提案や漫然状態を検出するものがあるが、いずれも直接運転支援に結びつくものではない。本稿では心拍数や瞳孔径、視線、瞬目といった生体情報を計測し、それを基にドライバの緊張感と集中力を推定する。推定結果をモデル化することにより、ドライバの認知、判断能力で補助する必要のある部分を明確化することを目的とする。