1Y-02
漫然運転解消に向けた興味推定による会話促進手法の検討
○中村慶琉,白石 陽(はこだて未来大)
漫然運転によって歩行者の見逃しなどが発生し,重大な事故につながる.運転手の漫然状態を解消するには,会話が有効であることが明らかになっている.しかし,運転手と同乗者が話題を考え,会話を持続させることは容易でない.そこで本研究では,興味を推定し,話題提供に用いることで会話を促進する手法を提案する.提案手法は興味推定機能,会話の話題提供機能を有する.興味推定機能は,運転手と同乗者の頭の角度から,見ている物体を推定する機能である.会話の話題提供機能は,興味推定機能の結果を用いて,話題を提供する機能である.また,本稿では興味推定で用いる看板物体検知モデルの作成について報告する.