情報処理学会 第87回全国大会

1W-04
回転を考慮した遺伝的アルゴリズムの改良によるバスケットボール姿勢推定
○黒田 理(岡山大),相内飛向,佐々木舞(岩手大),深澤瑞基,葛城玲弥,明石卓也(岡山大)
バスケットボールにおいて,ボールの回転はシュートの軌道や跳ね返り方向に大きく影響している.そのため,ボールの回転情報を取得することでより詳細な競技分析が可能になると考えられる.これの実現のために,回転中のボールの姿勢推定に関する研究をした.遺伝的アルゴリズムを用いて姿勢推定をした先行研究では,見た目が似ている姿勢の画像を探索することが可能であった.しかし,検出した角度が実際の値と大きく異なる問題があった.この課題を解決するために,既存手法の遺伝的アルゴリズムにおいて,探索範囲の限定と適応度関数の変更をした.提案した手法により,角度の検出精度を既存手法より向上させることができた.