1S-02
観光地の定点カメラ映像を用いた混雑状況の提示
○中村凌翔,斎藤隆文(農工大)
本研究では,インターネット上に公開されている観光地の長時間定点カメラ映像から,既存の物体検出アルゴリズムのモデルを用いて人物抽出を行い,時系列ごとに混雑状況の推移を提示する手法を提案する.この手法では,物体検出の正確さの度合いをエッジ検出数やヒストグラムの標準偏差を用いて表すことで,京都市観光協会が出している既存サービスの「京都観光快適度マップ」よりも,より精密な混雑状況の推移の提示を目指している.この研究により,実際の長時間のライブカメラ映像を見なくとも観光地における混雑状況の把握が容易になる.