情報処理学会 第87回全国大会

1P-08
X線CT撮影条件と画像再構成3次元データの像質との関係
○菊地 潤,加瀬澤正(日大)
産業用X線CTにおける撮影条件(幾何学拡大率,プロジェクション数,露光時間)が再構成画像の解像度及び像質に与える影響を実験により示す.実験によれば,幾何学拡大率が高いほど解像度は向上し,試験体の輪郭が明瞭となる.また,プロジェクション数が多いほど,あるいは露光時間が長いほど,画像は滑らかになり,像質は向上する.これらの結果を踏まえ,今後は像質の定量評価指標の検討を進めるとともに,像質向上を実現するための画像処理システムの実装及び評価を行う.