情報処理学会 第87回全国大会

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深層学習を用いた広域と狭域の橋梁点群データの重畳技術に関する一考察
○松村亮平,梅原喜政(摂南大),中原匡哉(大阪電通大),塚田義典(麗澤大),後藤優汰,岡田凌月(摂南大),久原巧夢(大阪電通大)
近年,国土交通省が推進するi-Constructionを背景に,全国において道路構造物が点群データとして計測されている.特に,安価かつ簡易に計測できる可搬型レーザスキャナが注目されている.しかし,それらの点群データは狭域を計測していることに加え,個々がローカル座標系であるため,広域を網羅することは難しい.そのため,深層学習を用いて,これら狭域の点群データを蓄積された広域の点群データに重畳することで,点群データの網羅性や鮮度を担保する技術が検討されている.そこで,本研究では,網羅的に計測することが難しい複雑な構造物である橋梁の点群データを対象に,深層学習による重畳技術を適用し,実証実験を通して性能限界を確認した.