1N-07
制作者の抽象的な意図を反映したロゴ画像の自動生成
○古川裕大,川嶋宏彰(兵庫県大)
自己表現やブランディングにおける重要な要素であるロゴは,一般に「人々に与えたい印象」や「制作者が表現したい理念」に基づいて制作される.しかし,既存のプロンプト指示ベースの画像生成モデルでは,抽象的な概念を反映したロゴ画像を生成できない場合がある.そこで本研究では,大規模言語モデルを利用した「抽象的な概念を具体的な指示に変換するモジュール」と,拡散モデルを利用した「具体的な指示を反映し,ロゴ画像を生成するモジュール」から構成される「制作者の意図に沿ったロゴ画像を生成可能な手法」を提案する.前者のモジュールについては,具体的な指示への変換過程が異なる複数の条件を設け、それぞれの有効性を検証する.