情報処理学会 第87回全国大会

1M-06
既知領域回避変換を用いた複数制御差分進化
○西尾樹人,穴田 一(東京都市大)
単一目的数理最適化問題を解くアルゴリズムとして3つの探索手法を同時に行うIMODEが注目され、様々な改良が行われている。しかし、探索手法の一つであるランダムな探索は個体の近傍、特に重点的に探索されている比較的評価値の良い良個体の周辺は避けて探索を行うように改良するべきではないかと考えられる。そこで本研究では,ランダムな戦略において他の戦略を考慮して同じ場所は避けて探索するよう、現在の探索個体群の位置と評価値を基に変異ベクトルが良個体から離れた位置に生成されるように変換することで、効率的な領域の探索の実現を目指す。