情報処理学会 第87回全国大会

1M-01
コンテナヤードにおけるクレーンスケジューリング問題に対する遺伝的アルゴリズム
○山梨晃士朗,冨澤眞樹,遠山宏明(前橋工科大)
近年,市場や生産拠点のグローバル化に伴い,アジアを筆頭に港湾におけるコンテナ貨物取扱量は増加傾向にあり,ふ頭におけるコンテナの搬入出の効率化が課題となっている.海上輸送されたコンテナは,コンテナターミナル内のコンテナヤードに一時保管される.その際,コンテナは貨物船からヤードまでトラックで運ばれ,クレーンによって所定のスロットに置かれる.クレーンスケジューリング問題とは,コンテナを運ぶトラックの待ち時間が最小となるような,クレーンの最適な移動スケジュールを求める問題である.先行研究では,動的計画法が用いられているが,本研究では,遺伝的アルゴリズムを用いた解法を提案し,その効果について考察する.