情報処理学会 第87回全国大会

1L-07
光学計測に基づく口腔インターフェースと機器操作
○新井翔太,三枝 亮,須藤 陸(神奈川工科大)
上肢不随者の多くは目や顎,頭や指,呼気などの動きを用いてインターフェースを操作し,意思の疎通や機器の操作を行う.舌は身体の他の部位と比較して知覚や運動の感度に優れており,精密な操作が期待される.しかしながら,多くの口腔インターフェースでは接触式センサを用いており,操作の継続によって疲労感が蓄積する場合がある.本研究では光学式センサを利用した口腔インターフェースを提案する.本手法は従来の平面的な情報だけではなく,舌の3次元的な動きを取得できる,舌の柔軟性を活用し,舌の形状を入力情報として機器を操作できる可能性がある.実験では舌による軌道生成を検証し,アームロボットと移動ロボットの操作に応用した.