1K-05
プライバシセントリック基盤における仮名化データのフロー可視化手段の提案
○久保佳子,廣津登志夫,佐々木晃(法大)
現代社会における個人情報の収集・利用は利便性や効率化に寄与する一方で、漏洩や不適切利用のリスクが高まり、適切な管理とプライバシー保護の両立が求められている.本研究では、プライバシーを重視した情報技術の発展を目的とするプライバシセントリック情報処理基盤の枠組み内で行われる、プライバシー保護とデータの有効活用を両立する新たなアプローチを提供する.特にデータフローの可視化と制御に注目し、仮名化されたデータの流れやセキュリティレベルを明確化することで、情報漏洩や改竄を防ぎ、個人または企業が自らのデータ利用をより明確に把握できる仕組みを構築する.