情報処理学会 第87回全国大会

1K-02
RDMA を用いたリアルタイムなリモート Linux 環境アクセス法
○永木謙吾(立命館大),渡邉和樹,佐々木一樹,鷲尾元太郎(三菱),毛利公一(立命館大)
運用環境の信頼性保証のためにメトリクス監視や動作のトレースが行われてきた.詳細に解析をするためにはより多くの情報を,計算機のリソースを消費し,処理する必要があった.遠隔から主記憶へアクセスする RDMA 技術を用いることで,運用環境のリソースを消費することなく遠隔から詳細に解析できる.一方で,RDMA を適用するためには,動的に生成されるアクセス対象の配置先を,リアルタイムに特定する必要がある.本論文では,遠隔にあるカーネルやプロセスごとの仮想アドレス空間へアクセスするために,アドレス変換を実装し機能を評価した.これにより,Linux システム内の特定のデータ構造等への RDMA を実現した.