情報処理学会 第87回全国大会

1J-01
Hailo-8上でのYOLOを用いた物体検出の性能評価
○大久保朋和,吉田明正(明大)
リアルタイムの物体検出のフレームワークとして,YOLOが広く用いられてる.リアルタイムな推論を実現するためには,低レイテンシーであるエッジコンピューティングが不可欠であり,Hailo-8のようなエッジデバイス向けAIプロセッサは,低消費電力かつ高性能な推論を可能にするプラットフォームとして注目されている.本研究では,YOLOv5フレームワークを使用し,Hailo Dataflow Compilerを活用したモデル最適化を適用した後,Hailo-8でその性能を測定した.性能評価の結果,Hailo-8搭載サーバ上において,推論速度の向上とデバイス資源の効率的な利用が確認されており,Hailo-8上でのYOLOを用いたリアルタイム物体検出の有効性が確認された.