情報処理学会 第87回全国大会

1G-03
コンセプトカフェ文化の理解の深化を目指したコンセプトの知識ベースの構築およびコンセプトの多様性定量分析
○岡野悠太郎,山田和範(東北大)
 コンセプトカフェ(コンカフェ)は,2010年代後半から急激に人気を集め,日本独自の文化としての存在感を高めてきた.コンカフェは基本的に他店との差別化を図るため,その歴史と共にコンセプトの種類の数が増え続けてきた.今まで体系的にコンセプトの分類を試みた結果はあったものの,いずれも定量性に欠ける.そこで我々は,現存するコンカフェのコンセプトを元に,定量的にコンセプトの分類を試みた.さらに,結果として構築されたコンセプトの知識ベースを元に,コンカフェのコンセプトに基づく分類を行い,またコンカフェのコンセプト以外の属性も加えて比較することによって,コンカフェ文化の理解の深化を示唆する結果が得られた.