1F-04
Basic SPN暗号への差分解読法における効率的な秘密鍵特定の提案
○吉松優七,山田隆行(高知高専)
SPN構造をもつブロック暗号への攻撃法として差分解読法と線形解読法が知られている。差分解読法は、平文の一部を変更すると暗号文がどう変化するかを調べる手法であるが、これを使って秘密鍵を順次求めていくのは手間がかかる。これまで、4ラウンドの置換、転置、鍵混合を使用して 16 ビット入力ブロックを暗号化するBasic SPN暗号に対して、線形解読法における効率的な秘密鍵の特定法を提案してきたが、この方法が差分解読法でも適用可能なのか検証を行った結果について報告する。