情報処理学会 第87回全国大会

1F-01
キーボード入力に適したチェックデジット方式の検討
○山口修司,和田百花,木村悠生,上原哲太郎(立命館大)
数字文字列の誤り検出には,チェックデジットを付与し,特定のアルゴリズムで誤りの有無を計算する方法が使われている.例えば,日本のマイナンバーは12桁のうち下1桁がチェックデジットで,広く使われているMod11法により誤りが検出される.この方法では誤りを見逃す可能性があると指摘されているが実際の影響は調査されていない.また,従来の誤り検出調査は手書き入力に基づいており,PCのキーボード入力に関するデータは不足している.そこで,本研究ではPCのキーボードによる誤り入力データセットを作成し,Mod11法の影響を明らかにすると共に,キーボード入力に適したチェックアルゴリズムを検討する.