1C-05
スマートフォン依存患者の利用傾向変化に関する自動説明
○杉山孔亮(早大),桐山知彦,尾崎理沙(KDDI総合研究所),目黒巧巳(KDDI),多屋優人,本庄 勝(KDDI総合研究所),小林七彩,治徳大介(科学大),内田真人(早大)
本研究では,スマートフォン(以下,スマホ)依存患者のログデータを元に,診察に活用可能なスマホ利用傾向の変化を自動的に説明することを目指す.既存手法では,スマホ利用傾向のオンライン変化点検知と,変化した特徴量の特定に成功した.しかし,この方法は検知の遅延に対応できない上に,特定した特徴量の具体的な変化内容を自動的に判定できない.本論文では,検知点に対応する実際の変化点の推定と,変化した特徴量の具体的な変化内容を同時に推定する手法を提案する.我々は,スマホ依存患者のログデータを用いてこの手法の有効性を確かめる.本手法により,スマホ依存患者の診察を行う医師の負担を大きく軽減できることが期待される.