情報処理学会 第87回全国大会

1A-03
組込機器に搭載するOSSの脆弱性対応の効率向上
○内田修平,深井悠介,玉田竜一(富士電機)
組込機器のソフトウェアは,高機能化に伴って規模が拡大しており,開発工数を削減するためにOpen Source Software(OSS)の活用が進展している.一方で,製品化後に発見されるOSSの脆弱性や不具合を修正したバージョンへの更新作業の効率化が課題となっている.そこで,公開情報を使用し使用中のOSSの脆弱性を明らかにすることで,脆弱性対策済のOSSへの更新作業を効率化することを目指している.
本稿では.脆弱性情報データベースに記載されているOSSのソフトウェア名称と対策済バージョンを当社で使用中のOSSの情報と比較することでOSSの更新要否を判定する方法について報告する.