プログラム

オープニング 13:30-13:35

鄭 育昌氏

コーディネータ:鄭育昌(株式会社富士通研究所)

 
【略歴】2008年奈良先端科学技術大学院大学博士課程修了。博士(工学)。 株式会社ジャストシステムを経て2011年から富士通研究所。 自然言語処理、知識処理の研究開発に従事し、説明可能なAI、AIシステムの品質とライフサイクルの研究も注力。 2018年より、人工知能の国際標準化団体 ISO/IEC JTC 1/SC 42に参加、AIユースケース収集を取り組み、技術報告書 ISO/IEC TR 24030(use cases)のプロジェクトエディターに就任。

セッション1[13:35-14:35]

「Artificial Intelligence - Industry Trends and the SC 42 Ecosystem Approach」

Wael Diab様

講師:Wael William Diab(ISO/IEC JTC 1/SC 42 Chairperson)

 
*本講演は英語(通訳なし)で行われます。
【概要】調整中。 

【略歴】Wael William Diab is a business and technology strategist with more than twenty years of executive experience at Fortune 500 companies in Silicon Valley. He has more than 885 patents to his name in the ICT field and an industry recognized expert on digital transformation. Skilled in leadership for breakout technology, Diab has architected strategy, driven industry‐wide initiatives, cultivated partnerships, identified M&A opportunities and orchestrated company roadmaps for transformational fields including Artificial Intelligence (AI), Industrial IoT and ICT sustainability. Wael has BS and MS degrees in EE and BA in Economics from Stanford, and an MBA with honors from Wharton. He is a published author, having authored the book Ethernet in the First Mile: Access for Everyone. In 2011, Wael was recognized by the David Packard Medal of Achievement and Innovator Award for his leadership in Green Technology. Wael has been active in standardization and related activities for two decades. He chairs ISO/IEC JTC 1/SC 42, the international standardization committee on artificial Intelligence (AI). Wael is also chairing the AI track of the 22nd Global Standards Collaboration meeting (GSC‐22). At the Industrial Internet Consortium (IIC), Wael is the Secretary of the Steering Committee and chairs the Liaison Working Group, Technology Working Group, Industrial AI Task Group and Global Event Series Task Group. He is co‐author of the Industrial Analytics: The Engine Driving the IIoT Revolution whitepaper and the Industrial IoT Analytics Framework (IIAF). He is a recipient of the IIC Individual Contributor Award. Wael is a member of the IoT Solutions World Congress Program Committee and chairs its AI forum.
 

休憩[14:35-14:40]

セッション2[14:40-15:10]

「デジタルトランスフォーメーション推進のための産業戦略と政策展開」

講師:和泉 憲明(経済産業省 商務情報政策局情報産業課 ソフトウェア産業戦略企画官)

 
【概要】調整中。 

【略歴】静岡大学情報学部 助手、国立研究開発法人産業技術総合研究所 サイバーアシスト研究センター研究員、同研究所 情報技術研究部門・上級主任研究員などを経て2017年8月より現職。博士(工学)(慶應義塾大学)。その他、これまで、東京大学大学院・非常勤講師、北陸先端科学技術大学院大学・非常勤講師、大阪府立大学・文書解析・知識科学研究所・研究員、先端IT活用推進コンソーシアム(AITC)顧問などを兼務。
 

セッション3[15:10-15:40]

「AIの倫理に関するルール作りの国際動向」

江川 尚志氏

講師:江川 尚志(日本電気株式会社 標準化推進部)

 
【概要】AIでは学習の際に人種や性別について偏見を持たないようにするなど、倫理面への配慮が必要とされる。だが単に「倫理への配慮」と言われても多くの関係者は具体的に行うべきことが分からず困惑してしまう。そこでAIの開発や利用に際して行うべき行動、配慮すべき注意点などを具体的に定め、実効可能な形とする必要がある。こうした問題意識の下、各国や各種標準化機関で進行中の議論を紹介する。

【略歴】入社以来通信技術の研究や標準化に従事、ITUにてFocus Group on Future Networks議長、Q.14 (SDN and service-aware networking of future networks) ラポータ他を歴任。2016年よりAIの標準化に注力、倫理標準と品質標準を中心にAIの標準化全般に係る。IEEE P7001 (transparency of autonomous systems) セクレタリ、一般社団法人 情報処理学会 情報規格調査会 SC42専門委員会幹事。

セッション4[15:40-16:10]

「AIの説明性に関する動向」

恵木 正史氏

講師:恵木 正史(株式会社日立製作所 研究開発グループ デジタルテクノロジー研究センタ データサイエンス研究部)

 
【概要】近年、AIの活用範囲が広がり、ミッションクリティカルな業務に適用するニーズが増大している。 しかし、AIがブラックボックスであるため、安心して業務に使えない問題点が顕在化している。 そのような背景からここ数年、国際学会を中心にAI判断の根拠を説明するXAI(eXplainable AI)技術が急速に進展し、現在までに多種多様なXAI技術が提案されている。中でも学習済みのAIを対象に、挙動を解析することで根拠を説明するBlack-box Explanationと呼ばれるクラスのXAI技術の進展が著しい。その適用範囲は幅広く、第三者が開発したAIであっても説明することができる。 本発表では、そのようなBlack-box Explanation クラスのXAI技術を体系的に整理すると共に、注目すべき幾つかの重要技術について紹介する。

【略歴】2000年名古屋大学大学院理学研究科素粒子宇宙物理学先行博士後期課程単位取得退学。同年(株)日立製作所中央研究所入社。以来、金融・気象・医療・公共・エネルギーなど様々な分野のデータ分析技術・機械学習技術の研究開発に従事。その間、2012年~2016年北海道大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門客員研究員。

セッション5[16:10-16:40]

「機械学習ソフトウェアの品質確保への課題と取り組みについて」

講師:大岩 寛(国立研究開発法人産業技術総合研究所)

 
【概要】機械学習を利用した産業システムやサービスの社会普及が進む中で、 以下に安全性や性能などの品質を確保し社会受容性を確保していくかは喫緊の課題となっている。品質を確保した機械学習利用システムの構築に当たっての現状の技術的課題と、解決のための取り組みについて紹介する。 

【略歴】2005年東京大学大学院情報理工学系研究科 博士課程修了。同年より産業技術総合研究所に勤務、高信頼ソフトウェアやシステムセキュリティなどの研究に従事。現在は産業技術総合研究所サイバーフィジカルセキュリティ研究センター ソフトウェア品質保証研究チーム長。

セッション6[16:40-17:10]

「AIの安全性に関する標準化動向と安全開発手法の紹介」

講師:森川 聡久(株式会社ヴィッツ 取締役/SEAMSプロジェクト サブテーマ2リーダー)

森川 聡久氏
【概要】近年の製品安全設計の標準である機能安全規格では、AIは推奨されておりません。一方、AIの扱いについての標準化検討は進んでおります。本講演では、AIの安全性に関して注目すべき国際規格の概要と、AI搭載システムの安全開発手法として、SEAMSプロジェクトの研究成果の概要について紹介します。

【略歴】入社以来、デジタル情報家電のソフトウェア開発と、車載向けソフトウェアプラットフォームの開発に従事。2006年より機能安全対応を率い、2010年4月に日本初のIEC 61508 SIL3プロセス認証取得、2012年3月に世界初のISO 26262 ASILDプロセス認証取得に成功。この経験を活かして、さまざまな製品開発の機能安全支援を実施。現在、SEAMSプロジェクトにてAI搭載システムの安全開発手法を研究中。組込みシステム開発技術研究会(CEST)幹事。システム開発文書品質研究会(ASDoQ)運営委員。MISRA-C研究会メンバ。AIプロダクト品質保証コンソーシアム(QA4AI)メンバ。

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