イベント企画
特別講演2
「初等中等教育における先端技術の活用推進」
髙谷浩樹(文部科学省 初等中等教育局 情報教育・外国語教育課長)
9月4日(水) 10:40-10:55
第1イベント会場(創立50周年記念館 金光ホール)
【概要】 これからのSociety5.0社会を生きる子供たちにとって、情報活用能力の育成とICTを活用した学習活動の充実は不可欠。しかしながら、学校現場ではICTの活用も進まないばかりか、その前提となるICT整備状況が脆弱であり、地域間格差も大きく危機的状況と言える。このような課題を解決し、次世代の学校・教育現場を実現するため、文部科学省では今年6月、「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策」をとりまとめた。この中では、学校現場における先端技術利活用ガイドラインの策定、教育ビッグデータ活用に向けた教育データの標準化、学習履歴等の利活用の具体的な在り方の検討を進めることを掲げるとともに、その前提となる学校現場の世界最先端のICT環境整備に向け、小中学校・高校等とSINETとの接続を決めるとともに、安価な環境整備に向けた具体的モデルの提示やクラウド活用の積極的推進などを掲げた。これら初等中等教育の最新動向を紹介する。
【略歴】 1994年、大阪大学大学院工学研究科修了後、科学技術庁(当時)入庁。同庁や省庁再編後の文部科学省で、エネルギー、医療など研究開発行政を中心に幅広く担当。その間、米国スタンフォード大学留学や在スウェーデン日本大使館勤務等の経験あり。昨年10月の文部科学省内組織再編に伴い、生涯学習政策局情報教育課長より現職。