イベント企画
情報セキュリティのやり方:実践編
9月5日(木) 13:10-15:40
第2イベント会場(一般教育棟 A棟 A21)
【セッション概要】 個人情報、知的財産や営業秘密を含む様々な秘匿情報の保護は、洩対策技術、関連法とも非常に変化が激しくかつ複雑である。本企画では、これらについて経験豊富な専門家から意見を聞く。特に現場での実務に即した実践的な知識や手法に重点を多く。メインスピーカーとして、ご当地岡山の情報セキュリティ会社である「ベネッセインフォシェル」の丸山司郎顧問(前社長)をお招きし、企業や組織において情報セキュリティを確保する際の実際の留意点を語っていただく。さらにEIP研究会に所属する研究者から、それぞれの立場から最新の法や制度に沿ったセキュリティ事情を紹介してもらい、パネル討論を行う。
13:10-14:00 講演 セキュリティ企業から見た情報セキュリティの確保
丸山 司郎(株式会社ベネッセインフォシェル 顧問(前代表取締役社長))
【概要】 セキュリティの確保は総力戦です。技術だけではく経営、マネジメント、組織文化などすべての領域でのバランスが大切だということを、セキュリティベンダーからユーザー企業のIT子会社の社長になった立場としてご報告いたします。
【略歴】 1987年(株)ラック入社。2007年内閣官房情報セキュリティセンター出向。2012年(株)ラック執行役員 セキュリティ事業本部副本部長兼同事業本部JSOC事業部長。2013年(株)ラック常務執行役員 セキュリティ事業本部長兼同本部JSOC事業部長。2014年(株)ラック常務執行役員 セキュリティプロフェッショナル本部長。2015年(株)ラック サイバーセキュリティ本部長。2015年(株)ベネッセインフォシェル代表取締役社長。
14:00-15:40 パネル討論 情報セキュリティのやり方:実践編
【概要】 情報セキュリティを如何にして確保するかについて、技術と法制度、実務面と学術面の両方の側面から討論を行うこととし、セキュリティ界のそれぞれの専門家にパネリストとして登壇してもらう。個人情報保護、知的財産・営業秘密保護、不正アクセス対策、情報漏洩対策などをキーワードとして討論する。パネラーには経験に基づくノウ・ハウや、国内だけでなく国際動向も含めた最新の法制度について語ってもらう予定である。また、様々な企業や組織に対して行った情報セキュリティの実態や意識に関する調査の結果発表も予定している。
司会:須川 賢洋(新潟大学 法学部 助教)
【略歴】 新潟大学大学院法学研究科修了。修士(法学)。専門は情報法。コンピュータ犯罪、デジタル知的財産、情報セキュリティ制度、デジタル・フォレンジックなど、先端技術と法律の関係を中心に研究。共著に「ITセキュリティカフェ--見習いコンサルの事件簿」(丸善)、「実践的eディスカバリ?米国民事訴訟に 備える」(NTT出版)、「基礎から学ぶデジタル・フォレンジック」(日科技連)など。本会「電子化知的財産と社会基盤研究会(EIP)」前幹事。
パネリスト:丸山 司郎(株式会社ベネッセインフォシェル 顧問(前代表取締役社長))
【略歴】 1987年(株)ラック入社。2007年内閣官房情報セキュリティセンター出向。2012年(株)ラック執行役員 セキュリティ事業本部副本部長兼同事業本部JSOC事業部長。2013年(株)ラック常務執行役員 セキュリティ事業本部長兼同本部JSOC事業部長。2014年(株)ラック常務執行役員 セキュリティプロフェッショナル本部長。2015年(株)ラック サイバーセキュリティ本部長。2015年(株)ベネッセインフォシェル代表取締役社長。
パネリスト:原田 要之助(情報セキュリティ大学院大学)
パネリスト:小向 太郎(日本大学 危機管理学部 教授)
【略歴】 早稲田大学政治経済学部卒。中央大学大学院法学研究科で博士(法学)取得。情報通信総合研究所取締役法制度研究部長・主席研究員、早稲田大学客員准教授等を経て、2016年4月より現職。1990年代初めから、情報化の進展によってもたらされる法制度の問題をテーマとした研究を行う。主著として『情報法入門(第4版)デジタル・ネットワークの法律』(NTT出版・2018年)、『情報通信法制の論点分析』(共著、商事法務・2015年)、『プライバシー・個人情報保護の新課題』(共著、商事法務・2010年)などがある。