抄録
J-009
CAVEを用いた仮想空間におけるヒトの移動認知に関する予備研究
石原義大・石原真紀夫(福岡工大)
 近年,仮想空間を体験する機会が増えている.しかし,実空間は仮想空間より狭いことが多い.本研究は,仮想空間の拡張を目的とし,その予備研究として,ヒトの移動方向感覚を調査した.
 本実験は,被験者に道を曲がる映像を見てもらい,設定した角度と感じた角度に違いがあるのかを調べた.条件として,道幅,円の中心からの距離,角度,移動速度を設定した.その結果,様々な条件において,設定した角度より感じた角度の方が小さくなっていた.