抄録
I-013
骨格情報と人物追跡を用いたバス乗降客数カウント
鈴木智裕(東理大)・島田 裕(埼玉大)・谷口行信(東理大)
本研究では,バス車内に設置された車載カメラ映像から自動的に乗降客数をカウントする手法を提案する.具体的には,深層学習を用いて推定した骨格情報と,背景差分法による前景抽出結果の両方を用いて,人物位置と進行方向を推定し,カーネル相関フィルタ(KCF)を用いて人物追跡を行うことで,乗車・降車する人と車内に留まる人を高い精度で判別する.バスの運行計画を策定するためにバスの乗降客数を調査する必要がある.現状は調査員がバスに乗り込んで目視で乗降客数をカウントしているため,多大な人的コストを要している.本研究の目的は,利用人数調査のコスト削減および効率化にある.