抄録
I-012
距離画像センサを用いた作業時間計測システム
渡辺博己・生駒晃大・棚橋英樹(岐阜県情報技術研)
距離画像センサを用いてリスト型再帰性反射マーカを検出することにより、環境変化に影響されにくい作業時間計測システムを提案する。マーカ領域の検出処理においては、再帰性反射材の特徴を利用したマーカ領域の抽出とマーカ色の判定手法を併用することで、マーカ領域と他領域とを区別する。また、作業時間の計測処理においては、検出したマーカの時間と位置を特定することにより、作業を構成する動作の所要時間を取得する。実験では、仮想作業台においてシステムを動作させ、作業時間を計測するとともに、マーカ領域の検出精度を確認した。