本誌Vol.61 No.11に掲載された論文筆者の矢吹彰彦氏,佐々木和雄氏,井谷司氏が第70回電気科学技術奨励賞を受賞されました
去る2022年11月25日,東京・学士会館にて第70回電気科学技術奨励賞(旧オーム技術賞)の受賞式が開かれ,矢吹彰彦氏,佐々木和雄氏,井谷司氏(富士通(株))の三氏が「3D センシング・技認識技術による AI 体操採点システムの実用化」のテーマで表彰されました.電気科学技術奨励賞は,日本の技術立国を担う特に電気科学技術の研究者・技術者への啓発を期待しその功労者に贈られるものです.1952年に創設され,今年70周年を迎える大変権威のある賞です.
矢吹彰彦氏,佐々木和雄氏は,デジタルプラクティスVol.61 No.11(2020年11月)に掲載された「3Dセンシング・技認識技術による体操採点支援システムの実用化」の執筆者であり,この論文はこのたび電気科学技術奨励賞を受賞されたテーマをさらに深く知るのに絶好の資料となっております.体操競技における正確かつ公平な採点を可能とするAI体操採点システムに関して,非装着型3DレーザセンサやAIを活用した骨格認識・技認識技術に,体操採点ノウハウを取り込んで採点の自動化を実現した世界初の事例であり,スポーツ界のデジタル・トランスフォーメーションの先進的な事例として,貴重なプラクティスを含む論文です.
矢吹彰彦氏,佐々木和雄氏,井谷司氏の三氏にお慶び申し上げるとともに,今後ますますのご活躍を期待したいと思います.
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