さる2019年11月20日,東京・学士会館にて第67回電気科学技術奨励賞(旧オーム技術賞)の受賞式が開かれました.今年度は,デジタルプラクティスに掲載された論文に関連する4件が表彰されました.電気科学技術奨励賞は,日本の技術立国を担う特に電気科学技術の研究者・技術者への啓発を期待しその功労者に贈られるものです.1952年に創設され,今年67周年を迎える大変権威のある賞です.
今回受賞した案件と,関連するデジタルプラクティス掲載の論文は以下のとおりです.
- 画像検査業務を支える腫瘍位置合わせ技術の開発と実用化(文部科学大臣賞受賞)(石原正樹,杉村昌彦,馬場孝之)
「医師の画像診断業務を効率化する画像位置合わせ機能の開発」(石原正樹,小澤亮夫,松田裕司,杉村昌彦,武部浩明,遠藤 進,馬場孝之,上原祐介)
☆第30号「社会に浸透する画像認識」特集号に掲載
- オープンデータ利活用促進のためのIMI(Infrastructure for Multilayer Interoperability)共通語彙基盤開発(加藤文彦,武田英明,田代秀一)
「IMI共通語彙基盤」(加藤文彦,武田英明,田代秀一,平本健二,松澤有三)
☆第33号「オープンデータを活用した新しい社会」特集号に掲載
- 公共交通機関における混雑緩和を実現する、プライバシー保護が可能な混雑状況可視化技術の実用化(松原大輔,飯田 都,額賀信尾)
「駅構内モニタカメラを用いた混雑度可視化技術」(米司健一,松原大輔,秋良直人,飯田 都,村上智一,額賀信尾)
☆第30号「社会に浸透する画像認識」特集号に掲載
- 数万人規模の混雑状態から異変を検知する群衆行動解析技術(池田浩雄,大網亮磨,宮野博義)
「豊島区総合防災システムにおける群衆行動解析」(石寺永記,鈴木哲明,宮野博義,樫原 猛)
☆第30号「社会に浸透する画像認識」特集号に掲載
論文には受賞案件の貴重なプラクティスが含まれていますので,この機会に是非ご確認いただければと思います.
受賞された皆様にお慶び申し上げるとともに,今後ますますのご活躍を期待したいと思います.
左から杉村昌彦氏,石原正樹氏,馬場孝之氏
左から武田英明氏,加藤文彦氏,田代秀一氏
左から松原大輔氏,額賀信尾氏,飯田 都氏
左から宮野博義氏,池田浩雄氏,大網亮磨氏