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最終更新日:2008年7月15日

第76回音楽情報科学研究発表会

 
重要なお知らせ

標記の研究発表会はペーパレスで行います。

本会は、論文誌(ジャーナル・トランザクション)について、平成20年度(平成20年4月)から紙媒体での出版を廃止し、オンライン出版とすることといたしました。さらに平成21年度(2009年度)には研究会刊行物(研究報告・シンポジウム論文集)も全面オンライン化し、平成22年度(2010年度)の本会創立50周年までには、論文誌と研究会刊行物の全てを購読可能とする「総合デジタルライブラリ」制度の導入を予定しています。
上記実現のため、まずは標記研究発表会をペーパレスで試行いたしたく存じます。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

日時: 2008 年8 月6 日(水), 8 月7 日(木), 8 月8 日(金)
会場:名古屋大学野依記念館(http://arc-no.com/arc/aichi/ai-meidai21.htm
宿泊: 名鉄イン名古屋金山(http://m-inn.com/hotel/kanayama.html
地下鉄名城線6 番出口より徒歩約2分
名鉄・JR 金山総合駅北口より徒歩約4分

【プログラム】

○8月6日(水)
■10:30-16:35 チュートリアル
    「音楽の信号処理とパターン処理の基礎技術:入門と実践」
     ※有料で別途申し込みが必要です。
      概要・参加方法等については下記をご参照下さい。

■17:00-19:00 パネルディスカッション
(1)新博士によるパネルディスカッションII
   「楽しくさせる音楽,楽しくさせる研究」
企画担当:北原鉄朗(関西学院大/JST)  司会:平田圭二(NTT)
パネリスト:竹川佳成(神戸大),中野倫靖(産総研/JST),
森勢将雅(関西学院大/JST),吉井和佳(産総研/JST)

■19:20-21:20 夕食・懇親会

■22:00- 夜のディスカッション

○8月7日(木)
■9:00-10:15 システム・インタフェース(1)(25分×3件)
(2)気導音と骨導音を用いた口笛音楽検定試験システムの開発
森 幹男,荻原慎洋(福井大)

(3)ライフゲームのセルパターンを対応する音に変換するライブ音楽生成システムの試み
小川圭祐,久原泰雄(東京工芸大)

(4)矢沢永吉ファンのための演奏可能なマイク及びマイクスタ ンドの設計
−作品 「独りスーパースターマシン」の制作を通して−
梶原祥平,中村滋延(九大)

■10:30-12:10 システム・インタフェース(2)(25分×4件)
(5)並列処理プロセッサを活用したメディアアートのための汎 用インターフェース
長嶋洋一(静岡文化芸術大)

(6)Ludo: A Collective Sound Sculpting Game Over The Network
Fabio Furlanete (State Univ. of Londrina/State Univ. of Campinas),
Jonatas Manzolli (State Univ. of Campinas),Kenji Mase (Nagoya Univ.)

(7)音楽音響信号を対象とした指揮演奏システム:フェルマータ時における打楽器音抑制とスケジューラの検討
橋本祐輔,北原鉄朗,片寄晴弘(関西学院大)

(8)装着型センサを用いたウェアラブルDJシステムの開発と実運用
冨林 豊,竹川佳成,寺田 努,塚本昌彦(神戸大)

■13:30-14:45 アプリケーション (25分×3件)
(9)FATTAに基づくメロディ予測システム
浜中雅俊(筑波大),平田圭二(NTT),東条 敏(北陸先端大)

(10)Hyperlinking Lyrics:複数の楽曲の歌詞中に共通して登場するフレーズ間へのリンク作成手法
藤原弘将,後藤真孝,緒方 淳(産総研)

(11)MusicThumbnailer:音響的特徴に基づく楽曲のサムネイル画像生成手法
吉井和佳,後藤真孝(産総研)

■15:00-16:15 音楽構造解析 (25分×3件)
(12)時系列解析手法を用いた楽曲間類似度
澤井賢一,平田祥人(東大),冨岡亮太(東工大),合原一幸(東大)

(13)PCFGの文法拡大による音列パターン解析
丹治 信,安藤大地,伊庭斉志(東大)

(14)統計的学習に基づく音楽理論σGTTM:局所的グルーピング境界の検出
三浦右士,浜中雅俊(筑波大),平田圭二(NTT),東条 敏(北陸先端大)

■16:30-17:45 音響分析一般(1)(25分×3件)
(15)無伴奏歌唱におけるブレスの音響特性とそれに基づく自動ブレス検出
中野倫靖,後藤真孝,緒方 淳(産総研),平賀 譲(筑波大)

(16)畳み込みHMMに基づく歌声の基本周波数制御モデルの提案とそのパラメータ学習方法
大石康智(名大),亀岡弘和,柏野邦夫(NTT),武田一哉(名大)

(17)零周波数フィルタ信号に基づく基本周波数抽出法のTANDEM-STRAIGHTへの応用について
河原英紀(和歌山大),森勢将雅(関西学院大),坂野秀樹(名城大),
板垣英恵,大西壮登,西村竜一,入野俊夫(和歌山大)

■17:45-18:00 デモセッションの紹介

■18:00-20:00 夕食: 自由行動&デモ準備

■20:00-22:00 デモセッション

(18)デモンストレーション:音楽情報処理の研究紹介VI
中野倫靖(産総研),福島 直,小川圭祐(東京工芸大),
早渕功紀(筑波大),梶原祥平(九大),浜中雅俊(筑波大),
一瀬 護,数森康弘(龍谷大),橋本祐輔(関西学院大),石先広海(KDDI),
神田 竜(関西学院大),冨橋 豊(神戸大),平井重行(京都産業大),
渡辺晃生,安藤大地(東大),竹川佳成(神戸大)

■22:45- 夜のディスカッション

○8月8日

■9:00-10:40 音高・和音・調認識 (25分×4件)
(19)フーリエ係数の時間変動に着目した音符の連結処理の検討
坂内秀幸,田所嘉昭(豊橋技科大)

(20)Resonator型くし形フィルタによる打楽器音を含む音楽の音高推定法の検討
寺井 優,田所嘉昭(豊橋技科大)

(21)周波数スペクトルの谷状点系列による和音推定
蔵内雄貴,松原正樹,大野将樹,斎藤博昭(慶應大)

(22)Circle of fifthを用いたキー推定
井下貴仁,甲藤二郎(早大)

■11:00-12:15 音響分析一般(2)(25分×3件)
(23)調波音・打楽器音分離手法を用いた音楽音響信号からの自動和音認識
内山裕貴,宮本賢一,西本卓也,小野順貴,嵯峨山茂樹 (東大)

(24)楽器音イコライザによる音色の類似度に基づく楽曲検索システム
糸山克寿(京大),後藤真孝(産総研),駒谷和範,尾形哲也,奥乃 博(京大)

(25)リズムマップ:音楽音響信号からの単位リズムパターンの抽出と楽曲構造の解析
角尾衣未留,小野順貴,嵯峨山茂樹(東大)

■13:30-14:45 演奏分析・支援・加工 (25分×3件)
(26)音高による音色変化を考慮した楽器音の音高・音長操作手法
安部武宏,糸山克寿(京大),吉井和佳(産総研),駒谷和範,尾形哲也,奥乃 博(京大)

(27)表面筋電位および記録映像を用いたシングルストローク演奏時におけるドラムスティック制御動作の解析
藤沢卓矢,岩見直樹,寄能雅文,三浦雅展(龍谷大)

(28)Fingering Simulator:ギター単旋律の運指推定
藤井創太,浜中雅俊(筑波大),長谷川晶一(電気通信大)

■15:00-15:50 自動作曲 (25分×2件)
(29)感性データベースを利用した自動作曲システムの実現
荒谷綾太,蓮井洋志(室蘭工業大)

(30)Orpheus:歌詞の韻律に基づいた自動作曲システム
深山 覚,中妻 啓,米林裕一郎(東大),酒向慎司(名工大),
西本卓也,小野順貴,嵯峨山茂樹(東大)

■15:50- 全体討論&ベストプレゼンテーション賞授賞式

【チュートリアルのお知らせ】

近年,近年,自動採譜や類似楽曲検索などをはじめとして,音楽音
響信号処理に関する様々な研究が行われていますが,これらは,信
号処理やパターン処理と呼ばれる分野の基礎技術に支えられていま
す。本チュートリアルでは,これらの基礎技術を入門編と実践編に
分けて,わかりやすく解説いたします。

入門編では,重要な基礎技術の原理とその適用例について解説しま
す。実践編では,入門編で紹介した技術をすぐに試せるツールを紹
介します。音楽情報処理に関連する研究室に配属された大学生や大
学院生,興味はあるが独力で習得・実装する機会が少ない研究者や
技術者など,多くの方々のご参加をお待ちしております。

本件に関する問合せについては,宛名を以下の照会先,件名を
「チュートリアル」として電子メール(宛先は下記参照)でお送り
ください。

なお,講師の紹介等,その他の詳細情報については,メーリングリ
スト(MACS-ML,onsei-mail, HCI-mail, JSAI-ANN)を通じて後日改め
てお知らせする予定です。

問合せ先: 北原鉄朗(関学大)
sigmus200808tutorial[AT]m.aist.go.jp

参加費は以下のとおりです。
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8000円 一般非会員
6000円 一般IPSJ会員
5000円 一般SIGMUS会員
3000円 学生(会員,非会員を問わない)
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【ペーパレス試行のお知らせ】

本研究会では,従来,紙でお配りしていた研究報告を,電子的に発
表者と参加者の皆様にお配りするというペーパレス研究会を試行い
たします。以下,その具体的な実施手順をご紹介します。

☆ 音楽情報科学研究会登録員の皆様
研究会発表の予稿が研究会当日1週間前よりBookParkで閲覧できま
す。事前に予稿PDFをご自分のPCにダウンロードし研究会にご持参
ください。あるいは予稿を印刷してご持参いただいても構いません。

☆ 音楽情報科学研究会非登録員の皆様
当日研究会に無線LAN接続のできるPC,あるいはUSBメモリの読める
PCをご持参ください。

研究会会場にて,無線LAN経由で予稿PDFをPCにダウンロードしてい
ただくか,USBメモリ経由で予稿PDFをPCにコピーしていただきます。

ペーパレス試行に関する最新の情報をWebやML等で配信しておりま
すので,どうぞご注意ください。

音楽情報科学(MUS)
研究会にご登録されている方

研究発表会の【一週間前】にBookParkで当研究発表会の資料を公開します。
これに伴い公知日も7月30日(水)となりますのでご注意ください。
当日は資料をプリントアウトしてご持参いただくか、ご自身のPCにダウンロードの上PCをご持参ください。

本会電子図書館(BookPark)上の ユーザ登録(無料)が必要です。
*研究会 音楽情報科学をチェックしてください。
*登録まで最大3日かかりますのでご留意ください。

尚、冊子体の研究報告は翌月別途郵送します。

 

音楽情報科学(MUS)
研究会へご登録のない方

当日受付で当研究発表会の資料閲覧用のパスワードをお渡しいたします。
当日はネットワークにアクセスできるPCをご持参ください。

参加費は以下になります。
( )150ページ以上の場合
会員      1,500円(2,000円)
学生会員    500円
非学生会員 1,000円
非会員     2,500円(3,000円)

尚、当研究会にご登録いただくことで当研究会の資料のバックナンバーも含めてすべてBookParkでご購読いただけます。是非この機会に登録をご検討ください。
登録に関しては こちらをご参照ください。
*研究会登録は上記のお申込と登録費をご入金いただいて正式登録となります。
 入金の確認には1週間程度お時間をいただきますのでご了承ください。
 お振込が済みましたらkeiri"at"ipsj.or.jpまでご連絡いただき、BookPark閲覧希望の旨お伝えください。
*上記お手続きが済みましたら本会電子図書館(BookPark)上のユーザ登録(無料)をしてください。
  研究会 音楽情報科学をチェックしてください。
  登録まで最大3日かかりますのでご留意ください。