情報処理学会ホームに戻る
最終更新日:2008.11.25

第1回 インターネットと運用技術シンポジウム(IOTS2008)

 

第1回 インターネットと運用技術シンポジウム(IOTS2008)
- 多様なネットワークサービスの統合・連携にむけて -
参加者募集


  近年、我々を取り巻くネットワーク環境の普及と高速化を背景として、多様なサービスのネットワーク経由での提供が求められるようになってきています。これに伴い、ネットワークサービスに対する要求も、affordability、dependability、securityなどに加えて、異種サービス間の連携性や多様な端末機器への対応など広範囲にわたり、このような要求を合理的なコストで実現するためのシステム構築運用技術が大きな課題となっています。

 たとえば、最近注目を集めている、PKIなどの電子認証基盤を利用したサービス連携、マッシュアップによる複数のWebサービスの連携などに代表される、多様なネットワークサービスを統合・連携させる仕組みは、新しい価値を生み出していますが、その反面、多くの場合にシステム構築に様々な知識や工夫が要求されます。

 このような状況を踏まえて、本シンポジウムでは多様なネットワークサービスの統合・連携に関する技術の動向と、それに伴う構築運用上の課題を整理して議論し、今後のネットワークサービスの展開と高度化に寄与することを目指します。



日  程
  平成 20 年 12 月 4 日 (木)・ 12 月 5 日 (金)
会  場  京都市国際交流会館・イベントホール(京都市左京区)
主  催  情報処理学会 インターネットと運用技術研究会
後  援  電子情報通信学会インターネットアーキテクチャ(IA)研究会
        京都大学学術情報メディアセンター

 

■参加費
 
正会員:10,000 円   研究会登録会員:7,000 円   学生会員:無料   学生非会員:2,000 円   非会員:15,000 円
 (いずれも消費税込み・論文集付き)

■論文集のみ購入
 5,000 円 (消費税・送料込み)

■参加申込
  
こちらから  Webによる申込は締切ました。参加希望の方は当日会場でお手続きください。

参加申込締切  2008年11月20日(木)

**お申込みの際の注意事項**

  • 当日受付もいたしますが、論文集が不足した場合は事前申し込み優先とさせていただきますのでご了承ください。
  • 参加費の当日現金払いも受け付けますが、なるべく振込でのお支払いにご協力ください。
  • 参加申込後、やむを得ず参加を取り消される場合は、11月20日(木)までにご連絡ください。取り消しの連絡のない場合は、準備の都合上、参加費を徴収させていただきます。



■プログラム

12月4日(木)
● 9:20〜9:30	開会挨拶

● 9:30〜10:30	セッション1: システム管理(1)
(1)京都大学教育用コンピュータシステムの利用者管理
○池田心・森幹彦・上原哲太郎・喜多一・石橋由子・石井良和・竹尾賢一・小澤義明(京大)
(2)PC演習室環境と共生するPCクラスタの構成法とその評価
○大柚智・桝田秀夫(京都工繊大)

● 10:30〜10:45	 休憩

● 10:45〜12:15	 セッション2: システム管理(2)
(3)目的環境に適合した最小パッケージ構成の自動構成システム
○八木貴之・桝田秀夫(京都工繊大)
(4)「ISMS」と「グリーンIT」実現に貢献するSaaS‐アウトソーシング、シンクライアント戦略の推進
○井上春樹・八卷直一・長谷川孝博・高橋秀年・高田重利・望月邦昭(静岡大)・海野孝一・内田修司・田村孝広・相田剛・兼本正之(ビック東海)
(5)休眠アカウント調査のためのWebを利用した情報サービス利用者確認システムの構築と運用
○櫻田武嗣・石橋みゆき・萩原洋一(農工大)

● 12:15〜13:45	 昼食休憩

● 13:45〜15:15	 セッション3: セキュリティ(1)
(6)TCPコネクション要求回数の計数による攻撃者の検知
○衣笠雄気・大塚賢治・兒玉清幸・吉田和幸(大分大)
(7)サブネットワークにおける不使用IPアドレスを用いたインターネット観測手法とその評価
○桝田秀夫・竹内徹哉(京都工繊大)
(8)Entropy Study on A and PTR Resource Records-Based DNS Query Traffic
デニスアルトゥロルデニャロマニャ・久保田慎一郎・杉谷賢一・○武藏泰雄(熊本大)

● 15:15〜15:30	 休憩

● 15:30〜16:45	 招待講演1
(9)はてなにおけるインターネットサービス群の継続的な開発と運用
田中慎司(はてな)

● 16:45〜17:00	 休憩

● 17:00〜18:30	 セッション4: セキュリティ(2)
(10)持ち出し禁止データを外部から安全に利用する一方法
○三輪吉和(NPO学習開発研究所),宮田 仁(滋賀大)
(11)学内ネットワークの安全性向上を目指したアクセス制御と脅威検知の導入
宮下健輔(京都女子大)
(12)年老いた恐竜は電子ナイフの夢を見るか? - ε-ARK on Zaurs の開発 -
○大野浩之(金沢大),猪俣敦夫(奈良先端大)

● 19:00〜21:00	 懇親会

12月5日(金)
● 9:15〜10:45	 セッション5: 分散システム
(13)ネットワークとアプリケーション協調を実現するプラットフォームの設計と実装
○岸田崇志,野田 真,鳥居裕二,根本直樹,野坂正昭(ネットワンシステムズ)
(14)投稿型動画視聴におけるユーザ間リアルタイムコミュニケーション支援システムの提案
○高野祐太郎,田島孝治,大島浩太,寺田松昭(農工大)
(15)DRBDと仮想化技術を利用した耐障害性と汎用性の高いサーバファームの構築
○二川 潤(法大),下農淳司(京大),雪田修一(法大)

● 10:45〜11:00	 休憩

● 11:00〜12:15	 招待講演2
(16)「学友を生涯の宝に」人脈形成支援型ネットワークシステムの展望
児玉太郎(ヤフー)

● 12:15〜13:45	 昼食休憩

● 13:45〜15:45	 セッション6: ネットワーク運用
(17)Layer2ネットワーク構成情報表示システムにおけるSTP及び隣接機器探索プロトコルの活用について
○藤田俊輔,吉田和幸(大分大)
(18)利用者認証機能を備えた大規模キャンパスネットワークの性能評価
○近堂 徹,田島浩一,岸場清悟,大東俊博,岩田則和,西村浩二,相原玲二(広島大)
(19)従来端末に対する移動透過通信支援方法とそのプロトタイプ実装
○関 顕生,西村浩二,相原玲二(広島大),前田香織(広島市大)
(20)ALGを用いたマルチホーム環境における自組織宛メール配送の動的経路選択手法
○金 勇,清家巧,岡山聖彦(岡山大),中村素典(国立情報学研),山井成良(岡山大)

● 15:45〜16:00	 休憩

● 16:00〜17:45	 パネル討論
(21)大学における電子メールサービスのアウトソーシング
コーディネータ:中村素典(国立情報学研)
パネリスト:松村芳樹(一橋大),井村 保(中部学院大),下園幸一(鹿児島大)

● 17:45〜18:00	 表彰・閉会挨拶


■プログラム委員会

委員長: 山井 成良(岡山大学)
委 員: 阿野 茂浩(KDDI研究所)
     安東 孝二(東京大学)
     佐藤  聡(筑波大学)
     土井 裕介(東芝)
     中村 素典(国立情報学研究所)
     藤崎 智宏(日本電信電話)
     峰野 博史(静岡大学)
     宮地 利雄(JPCERT/CC)
     山之上 卓(鹿児島大学)
     渡辺 健次(佐賀大学)
     (50音順)

■実行委員会

委員長: 上原 哲太郎(京都大学)
委 員: 石島  悌(大阪府立産業技術総合研究所)
     桝田 秀夫(京都工芸繊維大学)
     宮下 健輔(京都女子大学)
     (50音順)


9月15日をもって論文投稿は締め切らせていただきました。ご投稿ありがとうございました。

論文募集
http://iot.ipsj.or.jp/iots/2008

■論文応募要項

対象分野を以下のように予定していますので、応募時の参考として下さい。なお、必ずしもこれに限定されるものではありません。また、学術的な研究論文に限らず、事例報告や問題提起などの論文も歓迎します。

(1) PKI、マッシュアップなどネットワークサービス統合・連携の基盤技術
(2) 安心・安全なネットワーク(サービス)を構築・運用するための技術
(3) 高ROI(投資対効果)を目指したネットワークサービス構築運用技術
(4) NGN、IPv6など次世代ネットワークの運用技術
(5) P2P、GRID、ファイル共有など資源共有技術
(6) 新しい計算機システムの構築運用技術

採録された論文のうち、プログラム委員会において特に優秀と認められた論文については、情報処理学会論文誌の推薦論文制度により論文誌編集委員会に推薦致します。

■表彰

本シンポジウムでは、上記の推薦論文とは別に、優秀な発表に対する表彰制度を設けております。詳細につきましては、シンポジウムホームページでご案内いたします。

[応募方法]

事務処理簡素化のため、電子的な投稿のみ受け付けます。論文(シングルスペース、2カラム、A4判用紙8頁以内)をPDF形式で作成し、以下の投稿用URLにて発表申込みおよび論文投稿をお願いします。

http://iot.ipsj.or.jp/iots/2008/submit

原稿の様式は研究報告原稿の様式に準じます。下記URLをご参照下さい。
http://www.ipsj.or.jp/09sig/kenkyukai/genko.html

■スケジュール

(1) 論文応募締切 平成 20 年 9 月 1 日 (月) 23:59 9月15日23:59 に延長!!
(2) 採否通知 平成 20 年 10 月 1 日 (水)(予定)
(3) カメラレディ最終論文提出締切 平成 20 年 10 月 31 日 (金)(予定)
※ システムの制限により、締切後の論文応募は受け付けられません。

■照会先

○論文投稿に関する照会先
E-mail: iots2008@cc.okayama-u.ac.jp (@は半角にしてください)

○その他に関する照会先

調査研究 研究部門  E-mail:sig@ipsj.or.jp (@は半角にしてください)
TEL:(03)3518-8372 / FAX:(03)3518-8375