情報処理学会ホームに戻る

最終更新日:2005.12.8

 人文科学とコンピュータシンポジウム「じんもんこん2005」
『デジタルアーカイブ −その理念の深化と技術の応用−』

 

◆人文科学とコンピュータシンポジウム じんもんこん2005(発表件数:36件)
(主査:相田満,実行委員長:馬場章,プログラム委員長:原正一郎)

■開催概要
 テーマ デジタルアーカイブ−その理念の深化と技術の応用
 日時 2005年12月16日(金)・17日(土)
 会場 東京大学大学院医学系研究科 医学部教育研究棟13・14階 鉄門記念講堂他
     http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_02_09_j.html
    [〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1]
 交通 東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目」駅から
    ・徒歩 約10分
    都営地下鉄大江戸線「本郷三丁目」駅から
    ・徒歩 約10分
    東京メトロ南北線「東大前」駅から
    ・徒歩 約15分
    東京メトロ千代田線「根津」駅から
    ・徒歩 約15分
 主催 社団法人 情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会
 共催 東京大学大学院情報学環/21世紀COE「次世代ユビキタス 情報社会基盤の形成」
 後援 総務省(予定),経済産業省(予定),文化庁(予定)
    社団法人 電子通信情報学会,アート・ドキュメンテーション学会,記録管理学会,情報知識学会,日本情報考古学会,日本アーカイブズ学会,全国歴史資料保存利用機関連絡協議会
 協賛 株式会社 インフォコム,株式会社 堀内カラー,コダック株式会社,富士フイルムイメージテック株式会社
※11月10日現在

参 加 費

種別
参加費(論文集代・税込)
CH研究会登録会員
5,000円
会員(共催・後援・協賛団体員含む)             5,000円
学生
3,000円
非会員
7,000円
懇親会費※1
4,000円
論文集のみ ※2
3,000円(送料込)

※1:懇親会は別途会場で現金でお支払いいただきます。
   参加希望の方は行事申込書の懇親会費の欄に4,000円とご記入ください。

※2:「論文集のみ」の論文集はシンポジウム終了後に発送します。
   請求書等を同封しますので、到着しましたらお手続きください。

申込方法  学会ホームページの 行事申込 にてお申込みください.
         ※事前申込みは締め切りました。

  • 申し込み受領のメールは配信されません。後日、参加章引換券を郵送します(12月中旬発送予定です)。
  • 共催・後援・協賛団体の方は、その旨を通信欄にお書きください。
  • 懇親会に参加希望の方は行事申込書の懇親会費の欄に4,000円とご記入ください。
  • 当日受付もいたしますが、論文集が不足した場合は事前申し込み優先とさせていただきますのでご了承ください。
  • 参加費の当日現金払いも受け付けますが、なるべく振込でのお支払いにご協力ください。
  • 参加申込後、やむを得ず参加を取り消される場合は、12月12日(月)までにご連絡ください. 取り消しの連絡のない場合は、準備の都合上、参加費を徴収させていただきます.

申込締切  平成17年12月7日(水)  ※事前申込みは締め切りました。当日の参加も可能ですのでお待ちしております。

※論文集のみの申込は締切後も受け付けています。締切後のお申込方法は、以下の内容を、
 研究部門宛にE-mail:sig@ipsj.or.jpか、FAX:(03)3518-8375にてお送り下さい。

  [氏名 、勤務先、送付先住所(勤務先 / 自宅)、郵便番号、住所、Tel 、Fax、E-mail
   論文集のみ :  冊、請求書 :  通、 見積書 :  通、 納品書 :  通、請求書記載名義]

申込/照会先
 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5 化学会館4F
 社団法人 情報処理学会
 調査研究 研究部門  E-mail:sig@ipsj.or.jp
 TEL:(03)3518-8372 / FAX:(03)3518-8375

■ プログラム 
※記念講演ならびに研究発表36件

▲第1日 2005年12月16日(金)
▲第2日 2005年12月17日(土)

2005年12月16日(金)
[9:15]
 受付開始

[9:45 〜 10:00]
 オープニング

[10:00 〜 11:30]
セッション1A 身体動作解析 (座長:深代千之(東京大))
(1) 日本古典舞踊上方舞の「らせん動作」とイタリア宮廷舞踊バッサダンツアの「ゴンドラ波動作」の解説
   吉村ミツ,崔  雄,八村広三郎(立命館大),国枝タカ子(茨城大),安広美智子(聖徳大)

(2) 日本舞踊における目遣いの定量的分析―アイマークレコーダとモーションキャプチャによる視線と身体動作の同時計測
   阪田真己子(同志社大),丸茂祐佳(日大),八村広三郎,崔  雄,吉村ミツ(立命館大)

(3) 伝統芸能における歩行動作の分析について
   小島一成(神奈川工科大),八村広三郎,赤間 亮(立命館大)

セッション1B テキスト解析 (座長:相田満(国文学研究資料館))
(4) テクスト間参照情報を考慮した古典文献デジタルアーカイブ
   村井源,三宅真紀,赤間啓之,中川正宣,徃住彰文(東京工業大)

(5) 連歌・俳諧DBより抽出した連想語彙ネットワークの解析
   岩井茂樹,山田奨治(国際日本文化研究センター)

(6) ネットワーク分析を利用したテキスト・マイニング―2004年の朝日新聞を事例にして―
   高橋由光(京大)

[11:30 〜 13:10] 休憩・昼食

[13:10 〜 14:10] 記念講演 小野欽司国立情報学研究所名誉教授「デジタルアーカイブ、その可能性」

[14:20 〜 15:50]
セッション2A 画像モデルと予測 (座長:鈴木卓治(国立歴史民俗博物館))
(7) 反射光解析に基づく織布の微視的幾何構造の推定
   武田祐樹(立命館大),坂口嘉之(デジタルファッション),田中弘美(立命館大)

(8)画像解析に基づく二重透過を利用した織布の透過および反射特性の抽出
   松田 悠,武田祐樹,田中弘美(立命館大)

(9) カンボジアバイヨン寺院尊顔の分類から見た尊顔制作背景
   鎌倉真音,大石岳史,高松 淳,池内克史(東大)

セッション2B コンテンツモデル (座長:山田奨治(国際日本文化研究センター))
(10) ミュージアム資料情報構造化モデルの開発
   村田良二(東京国立博物館)

(11) 汎用的なディジタルミュージアムシステムのためのコンテンツ記述に関する提案と試作
   鈴木裕利,年岡晃一(中部大),紅粉雅克(北陸コンピュータサービス株式会社)

(12) ユビキタスコンピューティングによるReal/Virtual Archiveの設計とその構築
   研谷紀夫,添野 勉,山根信二,馬場 章(東大)

[16:00 〜 17:40]
セッション3A 画像再構成 (座長:柴山守(京都大))
(13) 王塚古墳壁画の任意光源下での色彩の認識
   増田智仁,猪狩壮文,池内克史(東大),三橋 徹,松戸堅治(凸版印刷),朽津信明(東京文化財研究所),河野一隆(九州国立博物館)

(14) コンピュータグラフィックスによる木簡の経年変化の表現法
   尹  新,田中弘美(立命館大),藤本忠博,千葉則茂(岩手大)

(15) 実測図とデジタル画像を利用した陶磁器のテクスチャマッピング
   宮原健吾(京都市埋蔵文化財研究所),高町武志,徐  剛(立命館大)
   (デモンストレーションあり)

セッション3B デジタルアーカイブズ(1) (座長:加茂竜一(凸版印刷))
(16) 京都・南座の3次元モデルの作成とその利用
   大本直子,長谷川恭子,本嶋大嗣,仲田 晋,田中 覚(立命館大)

(17) デジタルアーカイブを利用した歴史写真の情報学的研究
   倉持 基,研谷紀夫(東大),津田光弘(イパレット),馬場 章(東大)

(18) デジタル・シルクロード―多彩な文化遺産を統合するデジタルアーカイブ―
   北本朝展,大西磨希子,池崎友博,村松賢子,ドミニク・デュフ,マイヤー恵加,佐藤園子,エルハム・アンダロディ,山本毅雄,小野欽司(NII)
   (デモンストレーションあり)

[17:40 〜 18:10] 書籍販売内覧(予定)

[18:30 〜 20:30] 懇親会(東京大学 山上会館)

2005年12月17日(土)
[10:00 〜 11:00]
セッション4A 研究支援データベース (座長:山本泰則(国立民族学博物館))
(19) 人類学研究支援環境DWBによる祭礼調査資料の運用―多様な視点を許容する祭研究―
   岩谷洋史(神戸学院大),川村清志(札幌大),本村康哲(関西大),川上 聰,,森下淳也(神戸大),大崎雅一(姫路獨協大)

(20) 両大戦期プロパガンダ資料のデジタル・アーカイブ構築と学際連携
   吉見俊哉,山本拓司,小泉智佐子(東大)

セッション4B データの活用とアノテーション (座長:吉岡亮衛(国立教育政策研究所))
(21) 能楽ビデオデータに対するタグ付け支援環境の開発
   中川隆広,岡田一貴,山下洋一,重田みち,赤間 亮(立命館大)

(22) 小学校教科書の電子的再構造化と動的拡張―読解支援における個人に応じたデータ補填と簡略化の統合―
   中尾桂子(神戸学院大),森下淳也(神戸大)

[11:00 〜 11:30]
デモセッション
(23) 親族関係分析システム「アライアンス」による「宗門改帳」分析の試み
   杉藤重信(椙山女学園大),川口 洋(帝塚山大)

(24) 多義的な情報の分類に基づくインタフェースの試作
   津田光弘(イパレット)

[11:30 〜 14:00] 休憩・昼食

[14:00 〜 15:30]
セッション5A ネットワークによる情報連携 (座長:加藤常員(大阪電気通信大))
(25) モーションキャプチャとネットワークを用いた遠隔地間ダンスインタラクションに関する研究
   清水圭太,崔  雄,八村広三郎(立命館大)

(26) WebGIS技術を用いた歴史的都市景観のデジタル・アーカイブ
   河原 大(立命館/キャドセンター),矢野桂司,中谷友樹,磯田 弦,河角龍典,松岡恵悟,河原典史,井上 学,塚本章宏,桐村 喬(立命館大),曽根 敦,畑中達也,銀木 護,益見貴光,坂尾滋彦,福島綾子,高瀬 裕(立命館/キャドセンター)

(27) 相互編集型協調的文書作成システム"Ie-Web"
   藤本貴之(神奈川工大),松尾徳朗(名古屋工大)

セッション5B テキストデータの構築と利用 (座長:五島敏芳(国文学研究資料館))
(28) 19世紀英国の週刊誌に対するIT利用について
   星野 聰(京大)

(29) 東洋古典電子テキストの利便性向上にむけて―「Tibetan-Sanskrit 構文対照電子辞書eDic」閲覧システムの構築を通じて―
   相場 徹,生出恭治(東北大)

(30) 正倉院文書データベースにおける検索と人文科学的研究成果との連携
   後藤 真(大阪市立大),柴山 守(京大)

[15:40 〜 17:10]
セッション6A デジタルアーカイブズ(2) (座長:馬場章(東京大))
(31) アーカイブのテキストベース・メディアミックス型表示とその著作権管理
   児玉晴男(メディア教育開発センター)

(32) デジタルデータ供給機関の展開―イギリスからの二つの寓話―
   磯田 弦(立命館大)

(33) 埋蔵文化財の時空間情報アーカイブとPredictive Modeling
   津村宏臣(同志社大)

セッション6B デジタルアーカイブズのインターフェース (座長:安達文夫(国立歴史民俗博物館))
(34) 木簡解読支援のための文脈処理の提案と実装
   西嶋佳津,齋藤 恵,耒代 誠仁,中川正樹(東京農工大),馬場基,渡邊晃宏(奈良文化財研究所)

(35) 文字情報データベースの開発とインターネット・リサーチによる音義未詳字の捜索
   高田智和,横山詔一,米田純子(国立国語研究所)

(36) 検索行動調査に基づくユーザプロファイルの導出
   古川沙希子,松村 敦,宇陀則彦(筑波大)

[17:15 〜 17:30]
 クロージング

※じんもんこん2005のWeb site (http://chi.iii.u-tokyo.ac.jp/jinmonkon2005/)に最新の情報があります。

 

******************発表申し込みは締め切りました *****************************************

論文募集
「人文科学とコンピュータ研究会」の中心的トピックは,人文科学研究における各種学術・文化資料等を情報処理技術で取り扱うことで,これまで歴史学・考古学・人類学・文学・芸術などの各分野で情報処理技術を用いたさまざまなアプローチが試みられ,提示され,議論され,人文科学の対象となる資料をデジタル化した上で保存・流通・共有するための研究が進められてきました。
その一環として,デジタル化されたアーカイブあるいはデジタルデータのアーカイブ,すなわち「デジタルアーカイブ」が注目され,すでに多種多様なデジタルアーカイブが構築されるにいたっています。 
多くのデジタルアーカイブは,いまだシステム指向の傾向が強く,その目的や理念において必ずしも深められているとはいえませんが,その一方で,一部では,先進的事例ともいえるデジタルアーカイブの積極的な利活用も立ち上がってきてもいます。
 現在のデジタルアーカイブは,コンテンツの重要性については十分に認識されてはいるものの,いまだ,一般利用者,資料を利用する研究者,資料管理者などの視点,あるいは情報資源の共有からの議論から止揚されるべき次のステップへの提言が欠けているように見受けられます。もちろん,デジタルアーカイブには,さまざまな技術要素が必要となるでしょう。これらには,単にデータの保存・蓄積という視点だけではなく,人類が共有する情報の利用や活用のための新たな視点が必要なことを忘れてはなりません。そのためにも,人文諸科学や情報科学といった垣根を越えたコラボレーションが求められているのです。
 本シンポジウムでは,デジタルアーカイブ関連の情報処理システム技術を展望するとともに,利用者としての人文系研究者や情報管理者と,システム構築側の技術者や研究者との有意義な討論と情報交換,新知見の提供の場を提供し,研究教育機関と産業界ならびに行政との積極的な連携も図りながら,21世紀にあるべき情報資源の共有や活用を見据えたデジタルアーカイブの姿を明らかにしたいと考えています。
 皆様からの積極的な論文発表とご参加をお願いいたします。


日程: 2005年12月16日(金),17日(土)

会場: 東京大学本郷キャンパス(東京都文京区本郷7-3-1)
     東京大学大学院医学系研究科 鉄門記念講堂ほか

主催: 情報処理学会・人文科学とコンピュータ研究会

共催(予定): 東京大学21世紀COE「次世代ユビキタス 情報社会基盤の形成」

協賛(予定): 電子情報通信学会,記録管理学会,情報知識学会,情報考古学会,アートドキュメンテーション学会,
          日本アーカイブズ学会, 全国歴史資料保存利用機関連絡協議会ほか

後援(予定): 総務省,経済産業省,文部科学省,文化庁

テーマ: 
デジタルアーカイブ関連の諸トピック 歴史情報,地理情報,文学・芸術情報,モーションデータ,画像・映像データベース,デジタル文書標準化,情報検索,レファレンスサービス,自然言語処理,オントロジー,ターミノロジー,シソーラス,メタデータ,デジタル図書館/博物館,保存科学,知的財産権,立体形状・色彩処理,ヒューマンインタフェイス,評価方法,セキュリティ/課金技術,教育利用,管理・運用面での課題や事例など。
技術的・システム的な話題だけでなく,管理・運用・評価面での課題,事例,現状批判,問題提起などについても歓迎します。

発表形式:
口頭発表,ポスター発表,デモ発表の発表形式を用意する計画です。概要論文には希望する発表形式を明記してください。形式を問わない場合はその旨記入してください。ただし,全体の投稿状況により,ポスター,デモの発表は実施しない場合もあり,また,ご希望に添えない場合もありますので,その点お含みおきください。

応募方法: 
(1) A4判2ページ以内(図表を含む)の概要を下記申込先へ提出してください。PDFもしくはWordファイルによる電子投稿を歓迎いたします。
   概要には題目,著者名,所属,連絡先,キーワードを明記してください。原稿は日本語または英語とします。
(2) 提出された概要に基づいて,プログラム委員会で審査の上,応募論文の採否を決定します。
(3) 採択された場合,A4 判8ページ以内の論文集用カメラレディ論文を提出していただきます。
(4) 採択論文のうち,本シンポジウムおよび本研究会の趣旨に合致し,かつ,内容の優れたものは,シンポジウム終了後,情報処理学会論文誌への研究会推薦論文として論文誌編集委員会に推薦します。

概要論文の執筆ガイドは,じんもんこん2005公式ホームページ,
   http://chi.iii.u-tokyo.ac.jp/jinmonkon2005/   よりダウンロードできます。

スケジュール(予定): ※発表申込みは締め切りました。
  (1) 論文概要締切     2005年 9月16日(金)
  (2) 論文採否通知     2005年10月 7日(金)
  (3) カメラレディ論文提出締切  2005年11月18日(金)

論文概要・投稿申込先:
E-Mail:chs05-submit@chi.iii.u-tokyo.ac.jp
     〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
     東京大学大学院情報学環 馬場章研究室  じんもんこん2005事務局
     Tel/Fax:  03-5841-8767

照会(シンポジウム全般):
E-Mail: chs05@chi.iii.u-tokyo.ac.jp
     〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
     東京大学大学院情報学環 馬場章研究室  じんもんこん2005事務局
     Tel/Fax:  03-5841-8767

  または,(社)情報処理学会 シンポジウム係
     E-Mail:sig@ipsj.or.jp
     Tel:03-3518-8372

実行委員長:    馬場 章(東京大学大学院情報学環)
プログラム委員長: 原正一郎(国文学研究資料館)

参加費(予定):
 正会員          5,000円
 一般            7,000円
 学生           3,000円