最終更新日:2004.10.20 |
第58回音楽情報科学研究発表会 |
1 プログラム 第58回音楽情報科学研究会 日時: 2004年12月12日(日)10:00-15:00 プログラム 10:00-10:30 後期のピアノソナタの最初の曲として位置付けられている第28番は4つ(あるいは3つ)の楽 章から成っている。これらの楽章の主要主題を明らかにすることによって、作品としての統一性を旋律素材という視点から論じる。 10:30-11:00 11:00-11:25 民謡の類似性の分析には旋律から抽出した歌詞音列による比較が有効であり、その比較法として歌詞音列間距離が提案されている。今回、距離計測および結果の評価が容易に行えるツールを新たに作成したので報告する。 11:25-11:50 本論文は、自作品「Freqlower」シリーズのシステムについて論じたものである。この作品は、フラクタル図形を応用することで、映像と音の相互作用、反復による期待とリズム、時間軸にそった演奏の表現している。このシステム設計を、マルチメディア技術をいかしたコンピュータ音楽の可能性について考察しながら述べる。 11:50-12:50 12:50-13:15 純正律における各音階固有の振動数のあいだに成り立つ関係を、数式を用いて解析整理する。また、既存の西洋音階の解析によって得られた関係式を一般化することにより、新たな音律を含む、西洋文化圏外の音律について考察する。 13:15-13:40 事例に基づく手法を用いた演奏表情の自動生成では、対象曲に最も類似する事例を選択し、対象曲に適用する必要がある。本報告では"KaguramePhase-II"における旋律類似性評価の手法と最適化の実験について述べる。 13:40-14:05 本研究では、楽曲の類似度、ユーザ嗜好の類似度を判別するためにアノテーションを利用し、視聴時のユーザの状況にあわせたプレイリスト(楽曲推薦リスト)を生成する仕組みを提案する。またプレイリスト中の気に入った曲などをフィードバックすることにより、インタラクティブに、ユーザの嗜好に適合したプレイリストを作成することができる。 14:05-14:30 我々は曲自体は同じだがテンポなどの演奏が異なるような類似楽曲の音響信号でも探索できることを目的とした音楽探索手法を提案している。今回、本手法の頑健性を移調、楽器変換等の各種変動毎に評価した結果を報告する。 14:30-14:55 2004年夏の以下の最新状況について、レジデントに基づき詳細報告する。
|