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最終更新日:2004.11.29

 人文科学とコンピュータシンポジウム 「じんもんこん2004」
「デジタルアーカイブ −デジタル学術情報資源の共有と活用−」

 
本シンポジウムでは、デジタルアーカイブを用いた学術情報資源の共有・活用のあるべき姿と、それらを推し進める情報技術、制度、事例について研究発表を通じて議論を深めたいと考えています。各分野からの積極的な参加をお願いいたします。

開催日程: 2004年12月9日(木)、10日(金)
会   場: 立命館大学京都衣笠キャンパス「アカデメイア立命21」(京都市北区等持院北町)
      交通案内 http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/annai/profile/access/
      キャンパスマップ http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/annai/profile/campus/
主   催: 情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会
共   催: 立命館大学21世紀COEプログラム「京都アート・エンタテインメント創成研究」
後   援: 電子情報通信学会、日本アーカイブズ学会、記録管理学会、情報考古学会、情報知識学会、アートドキュメンテーション研究会、情報処理学会関西支部

参 加 費(税込み・論文集代込)      
 
11月25日までに申込
当日会場にて申込
会員(共催・後援会員含む)
6,000円
8,000円
一般(非会員)
8,000円
10,000円
学 生
 2,000円
3,000円
懇親会
4,000円(税込)
論文集のみ ※1
3,000円(送料・税込)

申込方法  WEBでの事前申込みは締め切りました。当日会場にてお申込み下さい。

※1論文集のみの注文はシンポジウム終了後に発送します。請求書等を同封しますので、到着しましたらお手続きください。

  • 申し込み受領のメールは配信されません。後日、参加章引換券を郵送します(11月下旬頃発送予定です)。
  • 当日受付もいたしますが、論文集が不足した場合は事前申し込み優先とさせていただきますのでご了承ください。
  • 参加申込後、やむを得ず参加を取り消される場合は、11月25日(木)までにご連絡ください。
    取り消しの連絡のない場合は、準備の都合上、参加費を徴収させていただきます。
  • 電気5学会(電気学会、照明学会、電子情報通信学会、映像情報メディア学会、情報処理学会)のメンバーも、会員価格で参加可能です。

申込締切  平成16年11月25日(木)             

問合せ先:(社)情報処理学会  調査研究部門/シンポジウム担当
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5 化学会館4F
E-mail:sig@ipsj.or.jp Tel: 03-3518-8372, Fax:03-3518-8375

人文科学とコンピュータ研究会、および、本シンポジウムの最新情報は
http://www.sigch.soken.ac.jp/ をご覧ください。

****プログラム****
------12月9日(木)-----

9:45〜9:55
●オープニング
10:00〜11:30
●セッション1A:地理情報(座長:川口 洋(帝塚山大))
1A-1 近世大坂大火のGIS分析と人口密度推計の可能性
川畑 光功、永田 好克(大阪市大)、柴山 守(京大)
1A-2 古記録データベースと歴史的空間情報のGIS化
佐古 愛己、河角 龍典、前田 亮、杉橋 隆夫(立命館大)
1A-3 4D-GIS によるバーチャル・シティーの構築:歴史京都のバーチャル時・空間
矢野 桂司、磯田 弦、河原 大、河角 龍典、井上 学、中谷 友樹、高瀬 裕(立命館大)
●セッション1B:3次元アーカイブ(座長:門林 理恵子(情報通信研究機構))
1B-1 Making KABUKI Face
Xu Weiwei, Hiromi T. Tanaka, Ryo Akama(立命館大)
1B-2 文化財の三次元デジタルアーカイブの実践的活用に関する事例研究
山田 修((株)キャドセンター)、高瀬 裕((株)キャドセンター、立命館大)
1B-3 京都・四條南座のデジタル・アーカイブの作成とその応用
池谷 論、草深 祥平、大本 直子、本嶋 大嗣、武田 祐樹、田中 弘美、田中 覚(立命館大)
13:20〜14:50
●セッション2A:デジタル歴史学(座長:馬場 章(東京大))
2A-1 上方歌舞伎役割番付データベースと統計分析による長唄の変遷と組織形態の解明
武内 恵美子(明治学院大)
2A-2 正倉院文書データベースによる新たな研究展開の可能性とその課題
後藤 真(大阪市大)、柴山 守(京大)
2A-3 寺院「過去帳」データベースの構築
川口 洋、上原 邦彦、日置 慎治(帝塚山大)
●セッション2B:色彩の記録と表現(座長:加茂 竜一(凸版印刷(株))
2B-1 異方性反射モデルによる織布のイメージベースドレンダリング
武田 祐樹、 田中 弘美(立命館大)
2B-2 錦絵資料の測色値画像データベースの構築と色彩分析の試み
鈴木 卓治、安達 文夫、大久保 純一(歴博)、小林 光夫(電気通信大)
2B-3 美術作品のデジタル画像の記録手法に関する一提案
小林 光夫(電気通信大)、室屋 泰三(国立新美術館設立準備室)、鈴木 卓治(歴博)
15:00〜16:00
●セッション3A:メタデータ(座長:山本 泰則(民博))
3A-1 近現代個人資料へのメタデータ付与の実践と検証
研谷 紀夫、馬場 章(東京大)
3A-2 博物館情報の相互利用を目的とした文化財情報システムの提案
秋元 良仁、鈴木 理洋(凸版印刷(株))
●セッション3B:デジタル・アーカイブのインタフェース(座長:及川 昭文(総研大))
3B-1 協調的なナラティヴの蓄積による地域アーカイブ構築に関する研究
斎藤 進也、稲葉 光行(立命館大)
3B-2 大規模資料群画像の提示方法の利用記録による検討
安達 文夫(歴博)、上島 史行(芝浦工大)、鈴木 卓治(歴博)、徳永 幸生(芝浦工大)
16:10〜16:55
基調講演
デジタル・アーカイブへの期待 石井 米雄(人間文化研究機構長)
17:00〜18:00
招待講演 InterPARES 2
An Archival Research Project into the Preservation of Complex Digital Records
  Yvette Hackett (Archivist, Library and Archives Canada)

18:30〜
懇親会

----12月10日(金)----
10:00〜11:30

●セッション4A:デジタル古典学(座長:原 正一郎(国文研))
4A-1 古典文学テキストの音声学的分析−「平家物語」を素材として−
佐藤 大和、貝沼 諭、山室 恭子(東京工大)
4A-2 道法會元における護符分析支援システムの構築
八十田 弓子、宇陀 則彦、松本 浩一、松本 紳(筑波大)
4A-3 目録データベースの高次化によるデータマイニングを可能とするために―複数種のオントロジ辞書の利用・接合により検索効率の向上を試みる―
相田 満(国文研)
セッション4B:人文科学のデータモデル(座長:桶谷 猪久夫(大阪国際大))
4B-1 インド・アーリヤ語古文献データベースIAMDBの評価
逢坂 雄美(仙台電波高専)
4B-2 小学校教科書の電子的再構造化−外部情報参照のための構造化テキストの拡張−
中尾 桂子(神戸学院大)、森下 淳也(神戸大)
4B-3 人類学研究支援環境のためのデータモデル構築
本村 康哲(関西大)、川上 聰(神戸大)、川村 清志(神戸学院大)、森下 淳也(神戸大)、大崎 雅一(姫路獨協大)
13:00〜14:00
ポスター・デモセッション(5件)(座長:柴山 守(京大))
PD-1 長方形を利用した絵画のアーカイブ化
岡本 清明、徐 剛(立命館大)
PD-2 関連語提示機能付携帯OPACの試作
上田 洋、村上 晴美(大阪市大)
PD-3 構造化アノテーションによる文字画像への活字配置とその応用
津田 光弘(イパレット)
PD-4 Dublin CoreメタデータとZ39.50プロトコルにもとづく
人文科学系データベースの統合検索に関する実証実験
山本 泰則(民博)、原 正一郎(国文研)、柴山 守(京大)、安達 文夫(歴博)、
合庭 惇(日文研)、安永 尚志(国文研)
PD-5 地図、絵画の高精度・高精細デジタルアーカイブ -伊能地図の複製を通じてみた歪み補正-
橋本 禎郎、 藤田 誠(日本写真印刷)
徐 剛、高畑 裕樹、田中 士郎、阮 翔(三次元メディア)
14:00〜15:30
●セッション5A:デジタル考古学(座長:山田 奨治(日文研))

5A-1 木簡解読支援システムの基本設計と試作
耒代 誠仁、齋藤 恵、蜂谷 大翼、中川 正樹(東京農工大)、馬場 基、渡邊 晃宏(奈良文化財研)
5A-2 遺跡の3次元モデルをガイドにした写真検索・閲覧手法の提案
門林 理恵子(通信総合研)、古川 亮(広島市大)
5A-3 実測図とデジタル画像を利用した陶磁器のテクスチャマッピング
宮原 健吾(京都市埋蔵文化財研)、高町 武志、徐 剛(立命館大)
セッション5B:モーションデータの記録(座長:加藤 常員(大阪電気通信大))
5B-1 XML記述に基づいた舞踊譜Labanotationの入力・編集と舞踊動作表示のためのシステム
小林 弘幸、八村 広三郎(立命館大)、中村 美奈子(お茶の水女子大)、芝野 耕司(東京外国語大)
5B-2 モーションキャプチャデータからの舞踊譜Labanotationの生成
瀬藤 義則、八村 広三郎(立命館大)、中村 美奈子(お茶の水女子大)
5B-3 3DCGを用いたバレエレッスン用振付の自動生成システム〜モーションデータアーカイブの舞踊教育への応用〜
曽我 麻佐子(龍谷大)、海野 敏(東洋大)、安田 孝美、横井 茂樹(名古屋大)
15:40〜17:30
パネルディスカッション 人文科学にとっての"デジタルアーカイブ"
パネリスト:赤間 亮(立命館大学)、川村 清志(神戸学院大学)
後藤 真(大阪市立大学大学院)、野村 英登(財団法人交流協会日台交流センター)
司会: 師 茂樹(花園大学)
17:30〜17:40
クロージング


 

********論文発表募集は締め切りました********

情報処理学会人文科学とコンピュータ研究会では、1999年に第1回「人文科学とコンピュータ」シンポジウムを開催し、その後「デジタルアーカイブ」を主なテーマとしたシンポジウムを毎年度開催していますが、今年度も同様のシンポジウムを開催いたします。
本研究会の目標は、人文科学研究における各種学術・文化資料/情報等を情報処理技術で取り扱い、当該分野の研究に寄与すること、またこのような活動を通じて得られた知見を情報分野へフィードバックすることであり、すでに、歴史・考古学・人類学・文学・芸術などの各学問分野からの、さまざまなアプローチが試みられ議論されています。このような研究活動においては、研究対象の資料をデジタル化し、保存・流通・共有することが基本となります。近年話題になっている「デジタルアーカイブ」は、そのためのプラットフォームであるべきですが、現在までのところ、技術指向、コンテンツの産業応用指向の色彩が強く、学術的な観点から資料を利活用する研究者、また技術を利用して情報を管理する資料管理者など人文系からの視点が欠けている傾向が見受けられます。また、情報資源の共有や活用をより実りあるものとするためには、人文系と情報技術のさらに緊密なコラボレーションが求められています。
このような現状にかんがみ、本シンポジウムでは、「デジタルアーカイブ −デジタル学術情報資源の共有と活用−」との統一テーマを掲げ,デジタルアーカイブを用いた学術情報資源の共有・活用のあるべき姿と、それらを推し進める情報技術、制度、事例について研究発表を通じて議論を深めたいと考えています。各分野からの積極的な論文発表をお願いいたします。

開催日程: 2004年12月9日(木)、10日(金)

会場:   立命館大学 京都衣笠キャンパス「アカデメイア立命21」
(京都市北区等持院北町)

主催: 情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会

おもなトピック: 歴史文化資料のデジタル計測・保存、画像・映像DB、デジタル文書標準化、情報検索、レファレンスサービス、メタデータ、デジタル図書館/博物館、保存科学、知的財産権、立体形状・色彩処理、セキュリティ/課金技術、教育利用、管理・運用面での課題や事例。ただし、必ずしもこれらに限定されるものではありません。

発表形式:口頭発表、ポスター発表、デモ発表の発表形式を用意する計画です。概要論文には希望する発表形式を明記してください。どれでもいい場合はその旨記入してください。しかし、全体の投稿状況により、ポスター、デモの発表は実施しない場合もあり、また、ご希望に添えない場合もありますので、その点お含みおきください。

応募方法: 
(1) A4判2ページ以内(図表を含む)の概要論文を下記の論文投稿先へ提出してください。PDFもしくはWordファイルによる電子投稿を歓迎いたします。概要論文には題目、著者名、所属、連絡先(電子メールアドレスを含む)、キーワード、希望発表形式を明記してください。原稿は日本語または英語とします。概要論文の内容や表現がシンポジウムの趣旨に合致していることに留意してください。人文学あるいは情報技術のどちらかに著しく偏ったものである場合は、研究内容の優劣にかかわらず採択されないことがありますので注意してください。
(2) 事務局からの連絡は、主として電子メールを用います。投稿には必ず受理通知をお返ししますので、万一通知が来なかった場合はお問い合わせください。
(3) 提出された概要論文に基づいて、プログラム委員会で審査の上、応募論文の採否を決定します。
(4) 採択された場合、A4 判8ページ以内の論文集用カメラレディ論文を提出していただきます。
(5) 採択論文のうち、本シンポジウムおよび本研究会の趣旨に合致し、かつ、内容の優れたものは、シンポジウム終了後、情報処理学会論文誌への研究会推薦論文として論文誌編集委員会に推薦します。

スケジュール:
概要論文締切    2004年9月13日(月)
採否通知  2004年10月8日(金)(予定)
カメラレディ論文締切 2004年11月8日(月)(予定)

シンポジウム全般の照会先: 〒525-8577 草津市野路東1−1−1
               立命館大学・情報理工学部
                 八村 広三郎
Tel: 077-561-2689, Fax: 077-561-2669, Email: hachi@media.ritsumei.ac.jp

論文投稿先: 〒610-1192京都市西京区御陵大枝山町3−2
国際日本文化研究センター・研究部
山田 奨治
Tel: 075-335-2168, Fax: 075-335-2090, Email: shoji@nichibun.ac.jp

実行委員長:八村 広三郎(立命館大学)
プログラム委員長:山田 奨治(国際日本文化研究センター)

人文科学とコンピュータ研究会、および、概要論文の執筆ガイドを含む本シンポジウムの最新情報はhttp://www.sigch.soken.ac.jp/ をご覧ください。