* 第24回 コンピュータシステム・シンポジウム (ComSys 2012)

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|>|CENTER: 開催概要 |
|主催|[[情報処理学会 システムソフトウェアとオペレーティング・システム研究会:http://www.ipsj.or.jp/sig/os/]]|
|共催|筑波大学システム情報系|
|日時|平成24年12月6日(木)〜12月7日(金) &br;(併催研究会: 平成24年12月5日(水))|
|場所|[[筑波大学 東京キャンパス文京校舎 134講義室:http://www.office.otsuka.tsukuba.ac.jp/wp/location/]]|
|~|〒112-0012 東京都文京区大塚3-29-1|
|問い合わせ先|シンポジウム運営委員長: 河野 健二(慶應義塾大学)|
|~|e-mail: comsys2012-sc あっと hpcc.jp|
|~|シンポジウム幹事: 高野 了成(産業技術総合研究所)|
|~|e-mail: comsys2012-oc あっと hpcc.jp|

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''今年の ComSys は論文発表だけではありません!''
- 今話題の''オープンフロー、ビッグデータ''を牽引する研究者・開発者による''招待講演''!
- 国産仮想マシンモニタ ''[[BitVisor サミット:http://www.bitvisor.org/summit/]]''を併設!(詳細は[[こちら:http://www.bitvisor.org/summit/]])
- 組込みシステム研究会との''合同研究会''を併設! 論文募集中です!(詳細は[[こちら>2012年12月研究会]])
- 今年も''ポスターセッション''を開催! 萌芽的な研究やアイデアの交換、議論の場に活用ください!(詳細は[[こちら>./CFP]])

** ニュース
- 2012/12/7: 論文賞,若手論文賞を掲載しました.
- 2012/11/8: [[ポスター論文一覧>./poster]]を掲載しました.
- 2012/11/2: 参加受付を開始しました.
- 2012/9/24: 暫定プログラムを更新しました.
- 2012/9/13: 採録論文を掲載しました.
- 2012/9/13: [[ポスターセッション発表募集の情報>./poster]]を掲載しました.
- 2012/9/13: ComSys2012に併設する[[研究会(12月5日(水)開催)のCFP>2012年12月研究会]]を掲載しました.
- 2012/6/7: ComSys2012のページを作成.[[CFP>./CFP]]を掲載しました.

**コンピュータシステム・シンポジウムの目的
コンピュータシステム・シンポジウムは,情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティング・システム研究会(OS研究会)が中心となり開催しているシンポジウムで,1987年(昭和62年)11月に第1回を開催して以来,今回で24回目の開催となります.本シンポジウムは,年々著しい勢いで変化を遂げる基盤ソフトウェア技術について,最新の話題や斬新なアイデアについて議論の場を提供することを目的としています.

** 賞
***優秀論文賞
「準仮想化ページフォルトを用いたポストコピー型ライブマイグレーションの性能向上手法」
-- 広渕 崇宏(産総研), 山幡 為佐久(VA Linux), 伊藤 智(産総研)

***若手論文賞
「集約処理を用いた MapReduce 最適化手法の提案と実装」
-- 小沢 健史, 鬼塚 真, 福本 佳史, 盛合 敏(NTT)

** 基調講演・招待講演
*** 仮想化とシステムソフトウェア研究
- 日時:12月6日(木) 10:30〜11:30
- 講演者:加藤 和彦 (筑波大学)
- 概要:仮想化がコンピュータシステムで果たした役割を振り返りながら,仮想化とシステムソフトウェア研究の関係,理想と現実の関係について考える。

*** SDN 時代の開発について: OpenFlow と Trema
- 日時:12月6日(木) 14:45〜15:45
- 講演者:高宮 安仁 (Trema開発チーム)
- 概要:Software Defined Networking (SDN) の要素技術として注目を集めるネットワーク制御技術 OpenFlow と、OpenFlow 用アジャイル開発フレームワーク Trema を紹介する。また Trema を使った SDN 開発の実際や OpenFlow + Trema で構築されたデータセンターなど、最新の SDN 事例についても解説する。

*** 本当はこんな風に使いたいSDN: 既存ネットワークとRyu
- 日時:12月6日(木) 16:00〜17:00
- 講演者:藤田 智成 (NTT)
- 概要:SDNは仮想ネットワークだけだけではない.キャリアとしてのSDNの適用例,その実現のために開発を進めているOSSのSDNコントローラRyuについてご紹介します.

*** ビッグデータをリアルタイムに処理するデータストリーム処理技術
- 日時:12月7日(金)11:00〜12:00
- 講演者:喜田弘司、藤山健一郎、磯山和彦(NEC クラウドシステム研究所)
- 概要:実世界から時々刻々と発生するビッグデータを分析して、現実世界の変化を瞬時に把握可能にするデータストリーム処理技術/イベント処理技術を概観する。まず、データストリームの活用イメージを説明し、これをふまえた技術課題をデータストリームの「収集」と「分析」の2つの観点から説明する。次に、これら課題を解決する技術について、現状のソリューションで広く使われている技術と最新の研究事例を概観する。具体的には、収集に関しては、CEP(Complex Event Processing)と呼ばれる技術を中心に、実世界から広域分散に発生するビッグデータを必要なアプリケーションへ配信する技術を概観する。分析に関しては、データを蓄積せずに逐次的に分析するデータストリーム分析アルゴリズムと、これらアルゴリズムを分散環境で実行するデータストリーム分析基盤(DSMS: Data Stream Management System)を概観する。最後に、いくつかの実例を紹介する。

*** Jubatus: 分散協調をキーとした大規模リアルタイム機械学習プラットフォーム
- 日時:12月7日(金)15:15〜16:15
- 講演者:比戸将平(株式会社プリファードインフラストラクチャー)
- 概要:Hadoopは非常に成功した大規模データの分散処理基盤である一方、データを貯めないリアルタイム処理や、統計的な手法で知見や予測モデルを得る機械学習技術のサポートは限定的である。Jubatusは、それらHadoopに足りない「分散・リアルタイム・機械学習」を実現するためのOSSフレームワークとして2011年にリリースされた。その技術的特徵は、オンライン学習アルゴリズムを分散化し、かつ分散環境でコストの高いデータ共有を排除してコンパクトな機械学習モデルのみを緩やかに共有するMix操作を中心とした計算アーキテクチャを採用していることにある。本講演ではその動作原理を中心にJubatusの裏側を紹介する。

** プログラム
 ※ 通常の一般講演の発表時間は30分(発表20分+質疑10分が目安)です.
 ※ 論文賞・若手論文賞の発表については40分(発表25分+質疑15分が目安)です.
 ※ タイトルの後ろに (S) と書かれている物はショート発表(発表15分+質疑5分が目安)です.
 
 ── 12月4日(火) ── 
 BitVisor summit
 
 ── 12月5日(水) ── 
 OS/EMB合同研究会
 
 ── 第1日目 12月6日(木) ── 
 
 ○受付[9:30〜]
 
 ○オープニング[10:15〜10:30]15分
 
  ●基調講演[10:30〜11:30]60分  座長:河野 健二(慶応大)
   (1) 仮想化とシステムソフトウェア研究
       加藤 和彦(筑波大)
 
  ●一般講演1 仮想マシン・カーネル[13:00〜14:30]3件 90分  座長:佐藤 未来子(農工大)
   (2) 準仮想化ページフォルトを用いたポストコピー型ライブマイグレーションの性能向上手法 (論文賞)
       広渕 崇宏(産総研), 山幡 為佐久(VA Linux), 伊藤 智(産総研)
 
   (3) Using Fault Injection to Analyze the Scope of Error Propagation in Linux
       Takeshi Yoshimura(Keio University),Hiroshi Yamada,Kenji Kono(Keio University,JST CREST)
 
   (4) プロセスとファイルキャッシュを共有するオンメモリファイル機能の提案 (S)
       枡田 圭祐, 谷口 秀夫(岡山大)
 
 ●招待講演1[14:45〜15:45]60分  座長:高野 了成(産総研)
 
   (5) SDN 時代の開発について: OpenFlow と Trema
       高宮 安仁 (Trema開発チーム)
 
 ●招待講演2 [16:00〜17:00]60分  座長:阿部 洋丈(大阪大)
 
   (6) 本当はこんな風に使いたいSDN: 既存ネットワークとRyu
       藤田 智成 (NTT)
 
 ●ポスター・デモセッション[17:10〜18:40]90分
 
 ○懇親会[19:00〜]
    会場:全林野会館 604室:http://www.zenrinyakaikan.or.jp/access/index.html
 
 ── 第2日目 12月7日(金) ──
 
 ○受付[9:00〜]
 
 ●一般講演2 分散システム[9:30〜10:40]3件 70分  座長:広渕 崇宏(産総研)
 
   (7) 複数サーバ接続ネットワークストレージ環境での参照の局所性の解析
       竹内 洸祐, 山口 実靖(工学院大学大学院)
 
   (8) コールバックに基づく World Wide Web アーキテクチャの提案 (S)
       池田 直樹, 新城 靖, 板野 肯三, 佐藤 聡, 中井 央(筑波大学)
 
   (9) Recent Empirical Evaluation of Aggregate Throughput using Parallel Transfers on the Internet (S)
       Lee Chunghan(Toyohashi University of Technology),Abe Hirotake(Osaka University),
       Hirotsu Toshio(Hosei University),Umemura kyoji(Toyohashi University of Technology)
 
 ●招待講演3[11:00〜12:00]60分  座長:川島 英之(筑波大)
 
   (10) ビッグデータをリアルタイムに処理するデータストリーム処理技術
       喜田 弘司、藤山 健一郎、磯山 和彦 (NEC クラウドシステム研究所)
 
 ○昼食[12:00〜13:30]90分
 
 ●一般講演3 大規模データ処理[13:30〜15:00]3件 90分  座長:浅原 理人(NEC)
 
   (11) 集約処理を用いた MapReduce 最適化手法の提案と実装 (若手論文賞)
       小沢 健史, 鬼塚 真, 福本 佳史, 盛合 敏(NTT)
 
   (12) トレースを用いた大規模分散基盤 Hadoop 向けのプロファイル手法の提案 (S)
       清水 裕亮(金沢大学大学院), 櫻井 孝平, 山根 智(金沢大学)
 
   (13) ファイル構造を意識した重複排除によるデータ格納容量の削減
       早坂 光雄(日立)
 
 ●招待講演4[15:15〜16:15]60分  座長:品川 高廣(東大)
 
    (14) Jubatus: 分散協調をキーとした大規模リアルタイム機械学習プラットフォーム
       比戸 将平 (株式会社プリファードインフラストラクチャー)
 
 ○クロージング[16:15〜16:30]


** 参加募集

[[参加申し込みについてはこちらのページをご覧ください.:http://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/event/ComSys2012.html]]

*** 参加費(税込,懇親会へは無料でご参加いただけます)

|               | 登録会員  | 一般会員 |   非会員 | 学生会員 | 学生非会員 |
| 11月25日まで   |  20,000円 | 25,000円 | 30,000円 |  4,000円 |   10,000円 |
| 当日会場にて  |  25,000円 | 30,000円 | 35,000円 |  7,000円 |   12,000円 |

※論文集は,情報処理学会の電子図書館(情報学広場)への掲載のみとなります.媒体の提供はございませんのでご注意ください.


** 発表募集

*** 論文募集
[[募集についての情報はこちら>./CFP]].

*** ポスター発表
今回のシンポジウムでは,ポスター・デモ発表のセッションを企画しております.[[詳細はこちらへ>./poster]].


*** 併設研究会
12月5日(ComSys2012前日)については組込みシステム(EMB)研究会とOS研究会が共催の併設研究会を企画しております.詳細については[[こちら>2012年12月研究会]]をご覧ください.


**賞
研究者をエンカレッジし,ComSysと関連する研究分野の活性化を促し,さらに海外を含めて広く研究成果の発信を推奨する目的で下記の賞を設けています.
-優秀論文賞
-若手論文賞
-優秀ポスター・デモンストレーション賞
-学生ポスター・デモンストレーション賞


** 運営
-シンポジウム運営委員長
--河野健二   慶應義塾大学
-シンポジウム運営副委員長
--並木美太郎  東京農工大学
-シンポジウム幹事
--高野了成   産業技術総合研究所
-ACS連携号担当
--品川高廣   東京大学
-プログラム委員
--毛利公一   立命館大学
--浅原理人   NEC
--石坂一久   NEC
--追川修一   筑波大学
--加藤真平   名古屋大学
--川崎仁嗣   (株)NTTドコモ
--杵渕雄樹   早稲田大学
--光来健一   九州工業大学
--菅谷みどり  横浜国立大学
--千葉滋    東京大学
--外山正勝   三菱電機(株)
--西澤無我   Treasure Data Inc.
--乃村能成   岡山大
--春木洋美   (株)東芝
--早坂光雄   日立製作所
--広渕崇宏   産業技術総合研究所
--前田俊行   計算科学研究機構 (理化学研究所)
--松葉浩也   日立製作所
--馬渕充啓   トヨタ自動車株式会社
--柳澤佳里   グーグル株式会社
--山田浩史   慶應義塾大学

** 問い合わせ先
*** シンポジウム運営委員長: 河野 健二(慶應義塾大学)
e-mail: comsys2012-sc あっと hpcc.jp

*** シンポジウム幹事: 高野 了成(産業技術総合研究所)
e-mail: comsys2012-oc あっと hpcc.jp

※ 「あっと」を「@」に直してください.

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