自動車の自動走行・高度運転支援技術開発の最前線

現在、自動車の自動走行技術、次世代の運転支援技術の実用化に向けた技術開発が加速しています。このパネルディスカッションでは、自動車の自動走行・高度運転支援技術開発をリードされている官庁、自動車メーカー、電装品メーカー、ベンチャー、研究所、大学の方々に、それぞれの取り組みをご紹介して頂きます。その後、技術開発やサービス創出の現状、課題、将来等について聴講者からの質問を交えて議論を行います。
景山	浩二パネリスト:景山 浩二株式会社 ZMP 新規事業推進室 室長、自動運転技術統括フェロー
【略歴】1956年、高知県生まれ。1981年、京都大学理学部卒業。同年、ソニー株式会社入社。1994年から2004年まで、家庭用自律型エンターテインメント・ロボットAIBOの開発責任者を務める。2015年、株式会社ZMP入社。現在、同社新規事業推進室長、自動運転技術統括フェロー。
谷川浩パネリスト:谷川 浩一般財団法人日本自動車研究所 ITS研究部 部長
【略歴】1983年トヨタ自動車に入社、エンジン制御用電子システム,センサー開発、車内LAN,ソフトPFのや国際標準化活動等に従事、標準化活動、自動車メーカー・サプライヤー連携テーマの企画、共同開発やビジネスの仕組みつくりなどを幅広く経験。2004年にJaspar設立にも参画した。近年では先進的な制御システム開発の仕組み作りや先行開発業務に従事、2013年5月から日本自動車研究所に籍を置き現在に至る。
横山篤パネリスト:横山 篤株式会社日立製作所 研究開発グループ 制御イノベーションセンタ グリーンモビリティ研究部 ユニットリーダ主任研究員
【略歴】1997年東京大学大学院工学系研究科修了後、(株)日立製作所機械研究所に入社。その後、一貫して自動車の走行制御システムの研究開発に従事。現在は、同社研究開発グループにて、自動運転システム、予防安全システムの研究開発を担当。
菅沼 直樹パネリスト:菅沼 直樹金沢大学 新学術創成研究機構 未来社会創造コア 自動運転ユニット ユニットリーダー/准教授
【略歴】1998年金沢大学工学部機械システム工学科卒業。2002年金沢大学大学院博士後期課程早期修了。2002年日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、同年金沢大学助手に着任。2015年より異分野融合の研究を主任務とする金沢大学新学術創成研究機構に移籍し、現在同機構自動運転ユニット ユニットリーダ、准教授を務める。1998年から自動運転自動車の研究を開始し、2015年からは国内の大学として初となる市街地での公道走行実験も開始。日本ロボット学会、自動車技術会、計測自動制御学会、日本機械学会会員。
大前 学司会:大前 学慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科 教授
【略歴】2000年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。2000年慶應義塾大学環境情報学部助手、2001年同講師、2005年同大学院 政策・メディア研究科助教授を経て、2013年より現職。自動車の自動運転、隊列走行、遠隔操縦等における自動車の運動制御、車車協調、路車協調技術の研究に従事。