抄録
F-014
音声による雑談型対話システムの提案
◎上嶌亮佑・土屋誠司・渡部広一(同志社大)
近年,ロボットが教育や福祉等の様々な分野で人間のパートナーとして活躍することへの期待が高まりつつある.そのパートナーロボットを実現させるためには,ロボットと人間との円滑な意思疎通の実現が必要になる.人間同士では発話による対話やSNSによるチャット,体で表現するジェスチャーなど様々な方法で意思疎通を行っているが,パートナーロボットとして活躍するためには文字の入力よりも音声による自然言語での対話が重要であると考えられる.そこで,本稿では今までタイピングによる文字の入力と文字による出力をしていた雑談型対話システムを,音声による自然言語での対話を行えるシステムを提案する.