抄録
N-015
プライベートチェーンを用いたインターネット投票
石川遼太・國島丈生(岡山県大)
インターネット投票はその利便性から多くの研究がなされている。しかし、票がデータとして保存されるため票の水増しや改変が行われやすい。このような問題に対して、暗号資産技術として広く用いられている分散型台帳技術のブロックチェーンを使用し、不正の容易さの解決を目指すのが本研究の目的である。しかし、現状のブロックチェーンの取引速度やスケーラビリティは不十分と考えられており、大量のデータを送受信する場合には多くの手数料と時間が必要である。そこで、手数料が不要であり、より取引速度の早いプライベートチェーン上で動作する投票システムの提案と設計を行う。