抄録
N-001
観光英語検定の英文の計量言語学的解析
伴 浩美(長岡技科大)・大薮多可志(日本海国際交流センター)
『観光白書(平成30年度版)』によると,2017年(平成29年),1,789万人の日本人が海外旅行に出掛け,2,869万人の外国人が日本に観光に訪れている.正に今,観光ブームと言えよう.それゆえ,観光に対する知識が益々重要とされ,また,世界共通語と言われる英語を使用する必要性が高まってきている.観光業の現場,すなわち,旅行・観光・ホテル・レストランサービス等の観光に関わる業務に必要とされる英語力の検定として,1989年に「観光英語検定」が始まった.本研究では,観光英検の英文にはどのような特徴がみられるのか,計量言語学的な解析を行った.すなわち,観光英検の英語について,文字種や単語種,及びその出現頻度を調査した.