抄録
CO-002
通信状況の可視化によるネットワーク障害の早期検出・分析
桂 康洋・内田真人(早大)
ネットワーク技術の発展、普及に伴う利用者の増加から、通信障害の多発が問題視されている。障害発生時、管理者は早急な対応を求められる。しかし、正確な被害内容の把握および一般への情報公開を早期に行うことは極めて困難である。また、管理者のみならず一般利用者も障害状況を早期に知る必要がある。通信事業者による情報公開に数時間以上要する場合が多いが、その間利用者は周囲と情報を共有することでしか現状把握を行えない。近年では、障害時の情報交換の手段としてTwitterが多用される。可能な限り早期に障害の発生を検知・分析するために、一般利用者やネットワーク管理者が直感的に被害状況を確認できるシステムが必要である。本研究では、ネットワーク管理の一助となることを目的とし、通信障害に言及するツイートを元に通信状況を可視化する。