趣旨：
インターネットの世界が日本の家庭にも広がり、モバイルの世界でも携帯電話の機能だけでなく、メールからさらに各種の情報をやりとりする機器に進化してきた。また、2000年12月からは衛星ディジタル放送が開始され、ディジタルの検索可能性、保存性と関連情報をデータ放送として流す機能が実現される。このように各種情報がディジタル化されて、家庭や個人にふんだんに送られ、またそれらからも発信される状況が生じつつある。家庭がディジタル情報技術の最前線となり、宅内の機器がネットワーク化され、また外部のネットワークにつながって、新しい機能性を獲得する情報家電の時代が見えてきた。
情報処理の新しいフロンティアとして、最新テクノロジーが家庭向け電化製品に投入されるとともに、エレクトロニック・コマース、ゲーム、音楽やビデオなどのコンテンツ・ビジネスといった、サービスやアプリケーションも注目されている。
本特別トラックでは、ディジタル放送やインターネットなどの基盤技術、各種情報家電やホームネットワークの開発動向、コンテンツ・ビジネスなどの新しいアプリケーションの展開について報告をいただき、個人や家庭における情報処理の将来について意見交換の場を提供する。同時に情報処理の研究者や技術者はもとより、これまで本会とは関連の薄かった家電関連の技術者、アプリケーション開発者や提供者が一同に会し、これら三者の間の交流を深めることも目的とする。
照会先：
重野 寛
慶應義塾大学理工学部情報工学科
E-mail:shigeno@mos.ics.keio.ac.jp
Tel.(045)566-1756 Fax.(045)566-1447
〒223-8522 横浜市港北区日吉3-14-1
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