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最終更新日:2011年3月31日

コンパイルおよび実行方法

 

本記事中のサンプルプログラムは以下のようにしてコンパイルおよび実行することができます。

 

1. インストール

X10 バージョン 2.1.2 を X10 のサイトからダウンロードし インストールします。詳しいインストール方法についてはX10サイトの説明をご覧ください。

2. コンパイル方法(Java版のX10を使用する場合)

x10c コマンドに実行パスが通った状態で、コマンドラインから次のようなコマンドを入力します。

$ x10c MyHello.x10

(下線部は任意のファイル名)

コンパイルに成功すると MyHello.class というファイルなどが生成されます。

3. 実行方法

上記の例でコンパイルした MyHello を実行するには次のようなコマンドを入力します。
環境変数 X10_NPLACES で、使用するプレースの数を指定できます。

※ただし、Java版のX10をWinodws上で実行する場合、バージョン 2.1.2 では1プレースでのみ実行可能です。C++版のX10を使用すればWindows上でも複数プレースでの実行が可能になります。Linux上ではC++版・Java版ともに複数プレースでの実行が可能です。

$ X10_NPLACES=4 x10 MyHello

正しく実行されると次のような文字列が出力されます。ただし、並列処理のため、各行の出力される順番は下の例とは異なる場合があります。

Hello World from place 3
Hello World from place 0
Hello World from place 1
Hello World from place 2

X10DTをインストールすれば、Eclipse環境でコンパイル・実行することも可能です。
より詳しい内容については、http://x10-lang.org/をご覧下さい。