【セッション概要】2025年度入試から大学入学共通テストに高校教科「情報」が導入されることが決まり、多くの大学がその採用を表明している。また大学によっては個別入試に「情報」を採用することを検討している。1年後に大学入学共通テストに教科「情報」が導入されるこの時期に、「情報」に関する大学入試のトレンドをまとめ、それを大学・高校・社会に伝えるとともに、その意義について議論する。
【略歴】東京都立神代高等学校情報科主任教諭。博士(情報科学)。東北大学大学院情報科学研究科博士後期課程修了。2007年より東京都立高等学校の情報科教員となり、2020年より現職。山梨大学教育学部にて客員准教授、筑波大学と國學院大學にて教職課程の情報教育の講師を務める。2023年8月に実施された第16回全国高等学校情報教育研究会全国大会(東京大会)の大会事務局長を務めた。文部科学省検定済教科書「情報Ⅰ 図解と実習」(日本文教出版)の編集・執筆に参画している。
【講演概要】令和7年度大学入学共通テスト『情報Ⅰ』の実施まで1年を切った今,公表されている問題作成方針をもとに共通テスト『情報Ⅰ』で測りたい資質・能力を改めてご説明するとともに,大学入学共通テスト『情報Ⅰ』が果たす高等学校と大学との情報教育における接続について考える機会としたい。
【略歴】1991年外資系情報機器メーカー入社,1998年愛知県立高等学校教諭に採用,総合教育センター研究指導主事(兼務,教育委員会高等学校教育課指導主事,愛知県立大学情報科学部非常勤講師),高等学校教頭を経て2019年4月より(独)大学入試センター試験問題企画官(情報担当),10月より試験問題調査官.学習指導要領「情報」の調査研究協力者,教科書等著者(共著).
【講演概要】「情報」入試については、サンプル問題などから、与えられた資料や情報をもとに限られた時間内にしっかり思考する力が求められていることが明らかになってきた。どうしたらそのような能力を育てられるかが課題になっている。そのための特別な方法があるわけではく、常に資料や情報をもとに思考・探究しながら学ぶ授業を展開することが重要であると考えている。本講演では、生田東高校の情報科で取り組んできた、通常の授業時間内に行える「小さな」探究的学習について、実践を報告する。小さな探究とは、探究学習に必要な、「問い」「解決のための手段」「考察・結論」の3つの要素のうち、全てを生徒に委ねるのではなく、「問い」「手段」を教員が示し、最後の結論を考察する部分を生徒に委ねるような、授業展開を指している。小さな探究を授業に取り組むための手法や、事例を報告する。
【略歴】1998年国立弘前大学理学部物理学科卒業,2000年国立茨城大学大学院理工学研究科博士前期課程終了,2003年国立茨城大学大学院理工学研究科博士後期課程単位満了退学,2003〜2011年2月株式会社ワイディシー勤務(SE,コンサルタントとして勤務),2011年4月から神奈川県に高等学校情報科教諭として勤務,2011年4月〜2016年3月神奈川県立麻生総合高等学校,2016年4月〜神奈川県立生田東高等学校勤務(2021年文部科学大臣優秀教職員表彰)
【講演概要】東京都立六本木高等学校は、昼夜間3部制の定時制課程・総合学科・単位制の高等学校です。
また、本校は今までに不登校を経験するなど、自分の力を十分に発揮できなかった生徒が自らの目標の実現に取り組むチャレンジスクールです。
他の学校にはない特色がある本校で1年間「情報Ⅱ」の授業を行った実践について報告する。
【略歴】東京都立六本木高等学校主任教諭。
【講演概要】2025年度入試から始まる大学入学共通テストの出題教科「情報」の実施に合わせて,電気通信大学では共通テストの「情報」を必須とするほか,個別学力検査においても「情報」を導入する.また,一部の学科(学域)における学校推薦型選抜および総合型選抜においては,情報および数学分野に関する基礎学力検査をCBTを用いて実施する.本講演では,それらの概要と狙いについて述べる.
【略歴】1996年豊橋技術科学大学大学院工学研究科博士課程修了.博士(工学).同年京都大学大学院工学研究科情報工学専攻助手.2003年豊橋技術科学大学情報工学系講師.2007年1月電気通信大学大学院情報システム学研究科助教授を経て2016年より現職.プログラミング言語と言語処理系の研究に従事.本会情報入試委員会委員.本会シニア会員.
【講演概要】広島市立大学情報科学部では2025年度から入学者選抜に「情報」を課すこととした。
具体的には、一般選抜における共通テストの必須科目に「情報」が加わり(前期日程・後期日程ともに)、特に後期日程では個別学力検査の科目が「情報」となる。
この講演では、後期日程で実施される個別学力検査「情報」を中心に広島市立大学情報科学部の入学者選抜の狙いを伝えながら、地域の企業・自治体や高等学校と連携した情報教育の推進・情報人材育成に関する取り組みを紹介する。
【略歴】広島市立大学大学院情報科学研究科教授。1999年に広島市立大学に着任、2004年から現職。2009年から2021年まで、広島市立大学社会連携センター長、キャリアセンター長、アドミッションセンター長を務める。現在、情報科学研究科副研究科長(入学試験担当)。
【講演概要】私立大学人文社会系学科の入学者選抜における教科「情報」の利用等について概観する。特に,個別試験で教科「情報」がどのように活用されるのか実例を示して紹介する。
【略歴】日本大学文理学部 教授.(一社)情報オリンピック日本委員会 専務理事.計算論的位相幾何学・複雑ネットワーク解析などの研究,および,情報科学の普及活動に従事.IPSJ MOOC(https://sites.google.com/a.ipsj.or.jp/mooc/)「コンピュータとプログラミング」の制作に携わる.
【討論概要】2025年度入試から大学入学共通テストに高校の教科「情報」が導入されることが決まり、ほぼすべての国立大学にて採用することも公表されている。また、大学によっては個別入試に「情報」を出題することも検討している。そこで、大学入試を対策する高校、そして出題する大学の関係者をパネリストに迎え、大学入試における「情報」の動向とその期待と意義について議論を行う。
【略歴】日本大学文理学部 教授.(一社)情報オリンピック日本委員会 専務理事.計算論的位相幾何学・複雑ネットワーク解析などの研究,および,情報科学の普及活動に従事.IPSJ MOOC(https://sites.google.com/a.ipsj.or.jp/mooc/)「コンピュータとプログラミング」の制作に携わる.
【略歴】1998年国立弘前大学理学部物理学科卒業,2000年国立茨城大学大学院理工学研究科博士前期課程終了,2003年国立茨城大学大学院理工学研究科博士後期課程単位満了退学,2003〜2011年2月株式会社ワイディシー勤務(SE,コンサルタントとして勤務),2011年4月から神奈川県に高等学校情報科教諭として勤務,2011年4月〜2016年3月神奈川県立麻生総合高等学校,2016年4月〜神奈川県立生田東高等学校勤務(2021年文部科学大臣優秀教職員表彰)
【略歴】東京都立六本木高等学校主任教諭。
【略歴】1996年豊橋技術科学大学大学院工学研究科博士課程修了.博士(工学).同年京都大学大学院工学研究科情報工学専攻助手.2003年豊橋技術科学大学情報工学系講師.2007年1月電気通信大学大学院情報システム学研究科助教授を経て2016年より現職.プログラミング言語と言語処理系の研究に従事.本会情報入試委員会委員.本会シニア会員.
【略歴】広島市立大学大学院情報科学研究科教授。1999年に広島市立大学に着任、2004年から現職。2009年から2021年まで、広島市立大学社会連携センター長、キャリアセンター長、アドミッションセンター長を務める。現在、情報科学研究科副研究科長(入学試験担当)。