情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

7ZJ-05
橋梁における3次元データを用いた損傷写真管理システムの提案
○松岡直弥(関西大),関 和彦(アイセイ),安室喜弘,窪田 諭(関西大)
橋梁は5年に1度の定期点検を行っており,前回の点検結果を参考にカメラで損傷部を撮影し比較する.このとき,損傷部の進行状況を前回点検と比較するために同位置および同角度の撮影が求められているが,撮影位置の特定は困難である.本研究では,点検時の損傷写真の同位置および同角度での撮影を支援することを目的として,3次元モデル空間内に点検時の位置と角度を再現した損傷写真を配置するシステムを開発する.システムでは,俯瞰視点から配置した写真の視点へ切り替える機能を備え,橋梁と損傷写真の位置関係を可視化する.そして,二時期の損傷写真を用いた画像差分解析の機能によって損傷部の進行を可視化することを提案する.