情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

7ZJ-04
点群データを用いた4次元道路管理システムの開発
○村上篤志,安室喜弘,窪田 諭(関西大)
社会基盤施設の多くは,高度経済成長期に集中的に整備されており,建設から50年以上経過する施設の割合は今後も増加する.地方公共団体では,人手不足や予算不足などの問題が深刻であるが,多くの施設を維持管理しなければならない.そのため,メンテナンスサイクルの確立による効率的な維持管理が求められている.そこで本研究では,点検・補修記録の一元管理によるメンテナンスサイクルの支援を目的として,道路の舗装面と構造物の損傷を動画や視覚表現に優れ情報共有が容易な3次元点群データとして計測し,これを点検・補修記録とともに2次元地図と3次元データを用いた基盤上に可視化し,時間軸で管理するシステムを開発した.