情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

7ZH-07
視線情報を用いたヒットストップ時間の変更がUXに与える影響の調査
○冨澤玲菜,石川知一(東洋大)
GameFeelの要素の一つであるヒットストップを視線情報に応じて変更した場合,反応が変わるかどうかを検証した。まず、複数人の参加者がヒットストップの持続時間を変えながらアクションゲームをプレイし,アンケートに答えてもらった。このアンケートの結果に基づき,マハラノビスの距離の考え方に基づいて,快適と不快の境界となるヒットストップの持続時間を決定した。次に、快適なヒットストップ持続時間の範囲内で,視線の持続時間に応じてヒットストップの持続時間を変更した場合,反応が異なるかどうかを検討した。その結果、視線に合わせたヒットストップ時間の調整がGameFeel向上に寄与することが判明した。